個人型確定拠出年金(イデコ/iDeCo)の金融商品選び方【その2】。受取額が100万以上変わってくる!?信託報酬手数料の重要性。

前回、個人型確定拠出年金の金融商品(ファンド)は資産クラスやリスクリターン、運用方針によって分類できるんですよ~っていう記事を書きました。書きながら、僕自身も結構勉強になりました。↓

個人型確定拠出年金(イデコ/iDeCo)の金融商品選び方【その1】。資産クラスやリスクリターン、運用方針の違いについて。

2016.11.07

 

で、今日はさらに一歩踏み込み、ファンド選びには欠かせない「信託報酬手数料」のいうものについて調べてみました。

ぶっちゃけ僕は今までファンド選びをテキトーに考えていました。「儲かるか損するかは神のみぞ知る」なんだから理屈ならべて選定したってどうせ無駄でしょ、と。

果たして本当にそうなのでしょうか?

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すんごく重要なファンド選びの判断材料=信託報酬手数料ってなんだ?

個人型確定拠出年金の運用コストには、大きく2種類あることは以前の記事で書きました。↓

  • 加入時手数料&口座管理手数料 ~ 個人型確定拠出年金を利用(口座維持)するために必要なコスト
  • 信託報酬手数料 ~ 金融商品(元本変動型商品)を利用するために必要なコスト

 

 参 考  個人型確定拠出年金金融機関の選び方。ズバリ、最も重要な判断材料は運用コスト!

 

信託報酬手数料は、元本変動型の金融商品(=株式や債券などで運用される投資信託など)を選ぶと、それを管理・運用してもらうための経費として、投資家が支払い続ける費用のことです。

そうはいっても、投資家が別途支払う必要はなく、保有しているファンドの「純資産総額に対して何%」という形で毎日差し引かれます。自動的に引かれているので、投資家が信託報酬手数料を意識することはほとんどありません。

つまり、気付きにくいコストだからこそ、その重要性をしっかり理解しておけっ!ってことです。ハイ、今まで軽視していたこと謝ります…(´・ω・`)

元本保証型商品は(定期預金、保険商品など)元本変動型商品と異なり、基本的に信託報酬手数料がかかりません。無料です低リスクな分、リターン(運用益)も低いのが特徴です。
投資家の資産から差し引かれた信託報酬手数料は、投資信託を販売する販売会社、運用指示を出す運用会社、信託財産を管理・運用する信託銀行や証券で分配されます。

 

信託報酬手数料の目安は何%?インデックスファンドとアクティブファンドでは大きく異なる。

信託報酬手数料の相場は、金融商品によって様々ですが、ざっくりと2分化することができます。こんなイメージです。↓

  1. インデックス(パッシブ)ファンド ⇒ 信託報酬手数料は低め。年間0.2~1.0%くらい。コストを抑えて安定運用したい人におすすめ。
  2. アクティブファンド ⇒ 信託報酬手数料は高め。年間1.0~3.0%くらい。コストをかけて積極的にリターンを狙いたい人向け。

 

以前の記事でご紹介したように、アクティブファンドはインデックスファンドに比べて、運用会社の労力がかかるので、その分信託報酬手数料も高くなっています。

数字だけで見比べると、その手数料差は数%ですが、長期運用を基本とする個人型確定拠出年金の場合、トータル損益に大きく影響します。ということで、その影響度をまとめてみましょう。

 

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信託報酬手数料の計算方法と差し引かれるタイミングについて。

信託報酬の計算は毎日行われるようです。こちらの記事が参考になりました。↓

例えば、年間の信託報酬が2%の投資信託があったとします。この場合、日割りされた1日あたり0.0055%の信託報酬が毎日、純資産(投資信託全体の財産)から天引きされます。

具体的には、投資信託は価格が変動する商品を扱っていますので、ファンドの時価(純資産額)を毎日値洗い(決算)して、その純資産に対して毎日信託報酬が課せられることになります。

例えば、投資しているファンドの時価総額が今日は120万円、明日は115万円の場合、初日の信託報酬は66円、翌日の信託報酬は63円となります。

ただし信託報酬、日々基準価格から差し引かれています。そのため、実際投資家がその負担を意識することはほとんどありません。つまり、新聞などに提示されている投資信託の価格は既に信託報酬の額を差し引いたものとなっています。

つまり、10,000円の基準価格のファンドがあったとして、ファンドの中身の株価等が全く変動しなかった場合、毎日0.0055%ずつの元本が減少していく計算になります。

信託報酬は投資信託保有にかかる管理手数料より

 

信託報酬は毎日自動的に天引きされてるんですね。知らなかった。。

余談ですが、僕はNISA口座にて投資信託(世界経済インデックスファンド)を毎月積み立てているんですが、現在の資産状況はこんな感じ。↓

2016-11-09_14h11_23

 

これまでに17万ほど出資していて、トータル損益は-6,400円ほど。。つまりこの損益である-6,400円は、既に信託報酬手数料が引かれたあとの数字ってことですね。

この程度の損益なんて、投資の諸先輩に比べたら鼻〇ソみたいなもんでしょうが。。零細投資家としては、そろそろ信託報酬をカバーして余るくらいに経済が上向いて欲しいところですね~(-_-;) 余談ですがね。

 

個人型確定拠出年金の信託報酬手数料を具体的にシミュレーションしてみる。たった数%の違いがトータル損益に大きな影響を及ぼすという事実!

予備知識を頭に入れたところで、じゃあ具体的に信託報酬手数料をシミュレーションしてみましょうと。

条件としては、2017年より新たに加入対象となる公務員や主婦と同じ、年間拠出上限14.4万円。それを30年続けた場合の試算です(計算簡略化のため運用損益=ゼロとしました)。

一般的な投資信託と違い、個人型確定拠出年金の掛け金には上限があります(たとえば一度に100万購入したくてもそれは無理)。

 参 考  個人型の確定拠出年金(個人型確定拠出年金)が2017年1月より大激変!公務員や主婦も加入できるようになる!

 

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運用損益ゼロと仮定して30年運用した場合、0.2%の場合は13万円1%の場合は67万円2%の場合は134万円となります。

ものすごい差ですよね…。信託報酬2%の場合だと、単純に30年で134万円以上の運用益を出さないとプラスになりません。これってめちゃハードル高いですよね…。

 

ちなみに信託報酬0.2%と比較すると、30年で120万円のコスト増です。果たしてそのファンドにそこまで投資する価値があるのかどうか。慎重に考えねばなりません。まあファンドの入れ替えはできますから、必要なくなったら売払って新しいファンドを購入という逃げ道もちゃんとありますが。

まあいずれにしても、こうやってあれこれ考えてると、信託報酬手数料の重要性を改めて痛感しますな…。(-_-)

 

まとめ。信託報酬手数料の重要性はよくわかった。次回は資産クラス別に信託報酬を比較してみよう!

一般的に、アクティブファンドよりインデックスファンドの方が信託報酬が安いことは事実。低コストで安定運用できるのが強み。

じゃあ保守的な僕はインデックスファンドで攻めたらいいじゃない!ってことなんでしょうが果たしてどうなのか。

そのへんのトコロを次回、資産クラス別(=株式、債券、バランスなどに分けて)に信託報酬を比較してみながらイメージしていきたいと思います。

株式か債券か、国内か国外か、インデックスかアクティブか…。うーん、いよいよ金融商品選びが本格化してきましたな。

個人型確定拠出年金(イデコ/iDeCo)のまとめページを作りました。節税と投資が同時にできる、最強資産運用のイロハを分かりやすく解説します。

【徹底ガイド】個人型確定拠出年金(イデコ/iDeCo)のイロハを分かりやすく解説します。

2017.01.06
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SOHTARO
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