ひつじがすきだ!北海道の羊飼い・羊牧場を紹介します。【前編】

僕は羊が好きすぎて羊飼いの仕事をするほど、羊という生き物の魅力にとりつかれた人間の一人。(今は羊じゃなくて牛の世話をしておりますが。。)

愛くるしい顔、手が吸い込まれそうになるモコモコの毛、あのいかにも羊っぽい匂い、そしてちょっとおバカっぽい動き・・・。

なぜか羊がそばにいるだけで癒される。なぜか羊を見るだけで心がほっこりする。しかも食べるとウマい。w

羊という動物は、本当にフシギで神秘的な生き物だな~っていつも思います。ちなみに僕の職場にも、羊が何頭かおり、仕事の合間に見に行っては癒されてます。(*´▽`*)

 

そんな僕みたいな熱狂的ファンを持つ羊ですが、北海道には羊生産(肉・毛・乳)を専業にしている、羊牧場や羊飼いがいることをご存知ですか?

酪農や養豚などに比べると、羊飼いという仕事は、ものすごくマイナーな職業なので(=羊専業でやってる農家さんがあまりにも少ない)、あまりピンとこないかもしれませんが、北海道には羊生産のプロが経営している羊牧場がいくつかあります。

 

実は、5年前に僕が機械エンジニアから農業職に転職したのも、ある羊飼いの方のお話を聞いたことがキッカケです。

ということで今日は、僕が実際に訪れてお話を聞く中で、その人柄や生き方に感銘を受けた羊飼いの方々の話をしたいと思います。

記事中の素敵な画像は、羊飼いの皆さまのHPやブログから拝借させていただいたものですが、不都合あればすぐに削除致します。
これからご紹介する羊牧場は観光牧場ではありません。突然訪問しても見学させてもらうことはできません。どうしても訪れてみたい方は、事前に畜主さんに相談してみてくださいね。

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前おき。羊肉の国内自給率はなんと0.5%以下。もはや国産羊肉は希少な高級食材に。

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ジンギスカンやラムチョップなど、羊肉を好む方はたくさんいると思いますが、実はその羊肉のほぼ全てが海外産です。

 

ひと昔前までは、日本各地で食用目的として飼われていた羊ですが、現在、国産羊肉は、スーパーや精肉店に並ぶことはほとんどありません。

日本では羊肉の生産農家自体が非常に少なく(なった)、また国内で生産された羊肉はレストランなどのお店に直接出荷されてしまいます。

そのため、市場に出回る国産羊肉はほぼ皆無で、国内自給率は0.5%を切ります。国産羊肉はもはや、レストランや焼肉屋さんでしか食べられない高級食材となっています。

 

そこでこの記事では、そんな希少な国産羊肉の生産舞台である、5軒の羊農家さんにスポットライトを当ててみたいと思います。

どの農家さんも美味い羊肉作りに対するこだわりが半端ないです!

生産ポリシーもそれぞれ異なるので、違った美味しさを楽しめます。

なかなか市場に出回ることのない国産羊肉ですが、たまにHPなどで個人向け販売もしているので、各羊農家さんの羊肉を食べ比べしてみるのも面白いと思います。^^

【せたな町・小野めん羊牧場】僕がこの農業界に転職するキッカケを作ってくれた人。羊に対する愛情や情熱はたぶん日本一!

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小野さんは、僕が機械エンジニアから農業へ転職するキッカケを作ってくれた人。

 

初めて小野さんの牧場を訪れたのは、確か2010年のGWだったと思います。

一生懸命に草をはんでる親羊のまわりで、白やグレー、ブチブチなど色んな色の仔羊やがピョンピョン飛び跳ねていましたね~。

山奥の森に囲まれた静かな牧場で、空気もすんごいウマくて、その自然の中に羊がいる光景が美しすぎて、今でも脳裏に焼き付いています。きっと人間関係に疲れていた僕の心によけい染みたんだと思います。^^;

いつかこんなところで仕事がしてみたいな~、って本気で思いましたね。

 

実際その後、僕は小野さんに紹介してもらった羊生産牧場の従業員として働くことになるのですが、その間も羊の毛刈りや飼育管理を教わったり、一緒にご飯を食べに行ったりと公私共にお世話になりました。

ごつい体に短く刈り上げた頭、そしてワイルドな髭が印象的な小野さん。ご本人いわく、とてもシャイな性格だそうですが、話をしていると笑顔の絶えないめっちゃ素敵な方です。

気持ちが落ち込んでいる時は、小野さんと話すことで、こっそり元気をもらってました。今更ですが、ありがとう!小野さん。(笑)

 

羊に対する愛情や情熱もハンパなくて、小野さんと話してると「この人は本当に羊が好きなんだな~」ってことがひしひしと伝わってきます。

おそらく小野さんは、羊が好きすぎてそのまま羊飼いになってしまった羊マニアの一人。羊のことは何でも教えてくれます。

 

小野さん本人が解体した羊肉のブロック↓(多分)。めちゃめちゃうまそー!!

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小野めん羊牧場は、羊肉生産がメインで、ほぼレストランなどに出荷されてしまうのですが、たまに個人販売もしているはずです。

 

北海道の羊農家さんは牧草に加えて、配合飼料(穀類)も与えて上手く肥育させることで、海外産羊肉との差別化をはかっているように思います。配合飼料を与えると、風味や食感、サシの入り方などが日本人好みになるのかも。

でも小野めん羊牧場の場合、配合飼料はあえて最低限に抑えて、放牧&牧草主体で羊を育てている、この業界ではとても珍しい羊農家さんです。

素人の勝手な想像ですが、小野めん羊は最も羊らしく育てられた羊じゃないかと僕は思ってます。

安い海外産の羊肉に対して、どう付加価値を付けて競争しているのかが気になりますが、このような飼育方法や羊肉を支持してくれるお客さんが確かにいるということです。

 

ちなみに僕も小野めん羊肉のファンです。^^

⇒ せたな町・小野めん羊牧場のフェイスブックページはこちら


【白糠町・茶路めん羊牧場】羊肉生産のパイオニア。おそらく日本で最も有名な羊飼いだと思います。

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茶路めん羊牧場を営む武藤浩史さんは、羊肉生産業界の先駆者的な方。

北海道で羊肉生産牧場をいち早く開業して、羊肉販売による経営体制を築いた、この業界ではおそらく誰もが知ってる有名な羊飼いです。

 

小野めん羊牧場の小野さんや、羊まるごと研究所の酒井さんなど、茶路めん羊牧場で実習して新規就農した羊飼いの方々も多いです。

そして武藤さんは牧場経営の傍ら、羊に関する高度な知識・技術や、人脈を活かして、色々な講演活動や執筆活動もこなされています。

 

そんな武藤さんが経営する茶路めん羊牧場には、サフォークやポールドーセット種を中心に、10種類前後の羊が飼育されています。

飼料は牧草を中心に、補助的に自家生産した配合飼料も与えているということです。

 

僕が茶路めん羊牧場を訪れた2010年の秋ごろ。ちょうど羊たちは町の野菜工場からでた野菜屑を美味しそうに食べているところでした。

羊は比較的何でも食べる動物で(海藻や魚を食べることも!)、道路わきの除草要員としても使われますし、環境に優しい家畜であることを実感した瞬間でした。

 

放牧地に向かう(?)羊たち。↓ やっぱ羊には緑が似合うよね。^^

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武藤さんのお話を聞くと、ここまでの道のりは決して平たんなものではなかったらしく、農協などの一般の流通ルートを通さない羊肉は(通せたとしても安すぎて採算が合わない)、独自に販路を開拓する必要があり、自作の羊丸焼き道具(!)をつくって出張販売を続けたそうです。

炭火で2時間じっくりと焼き上げた羊肉は表面は香ばしく、中はジューシーそのもので、これを食べた人は羊肉の虜になるそう。

そんな努力もあって、徐々に国産羊肉の美味しさが認知され始め、レストランから直接注文が入るようになったんだとか。

 

また通常であれば屠場で廃棄される内臓も、徐々に需要が伸び、羊一頭を無駄なく使い切って利益を生み出す経営体制を作り上げって いったそうです。

そんな茶路めん羊牧場の羊肉は、全国のレストランに出荷されていますが、北海道であれば、たとえば札幌市のしろくまというジンギスカンのお店で食べることができます。

タイミングがよければ、内蔵も頂くことができるようなので、気になる方は是非足を運んでみてください。^^

⇒ 白糠町・茶路めん羊牧場のホームぺージはこちら

 

後編につづく。。。

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3 件のコメント

  • こんにちはカメラマンの平林美紀と申します。羊のことを検索していたらこちらのページを見つけ、自分が撮った写真がでてきたのでびっくりしました。ひつじめぐりカレンダーを購入いただいたのですね、ありがとうございます。しかし、この記事のイメージ写真としてご使用いただくのはNGとさせていただければと思っております。(こひつじ4頭の写真)この写真は千葉県のマザー牧場で撮影したものであり、私のほうでも何かに使用する際にはマザー牧場の担当者に確認をもらわなくてはならない写真だからです。記事の内容にもあっていないので、申し訳ないですがご理解いただけますとありがたいです。よろしくお願いします。

    • 平林美紀 様

      写真の件、大変申し訳ありません。すぐに削除させていただきました。
      イメージ写真を探していたときに、フリーで使用できると勘違いし、安易に使用してしまいました。
      ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。

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