証券会社には、それぞれ固有のIPOルールがあります。
入金するタイミングや、資金が拘束されるタイミング、そして同一資金による複数銘柄への申込などのルールは、証券会社によって微妙に変わってくるので、それを判別するのは結構骨が折れます。
僕もIPO投資を始めた当初は、数口座しかありませんでしたので余裕だったんですが、さすがに保有口座が10社を超えてくると、そのルールも把握しきれなくなってきて、申込時に迷う事が多くなってきました…。
いちいち確認するのも億劫なので、ここらで一つ、分かりやすくまとめた一覧表を作ってみることにしました。
この記事を書きながら、自分の資金管理の効率の悪さに気付かされましたよ・・・(;・∀・)だいぶ当選機会をドブに捨ててたかも…。反省。
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【早見表】IPO向け証券会社の入金・資金拘束タイミング、同一資金を使った複数銘柄への申込可否について
とりあえず、早見表を作ってみました。最低限のルール確認はこちらからどうぞ↓
※前期型と後期型に分けてます

証券口座に振込手数料無料で入金できるネット銀行をまとめました。こちらもあわせてどうぞ↓
各社のIPOルールの特徴・注意点などをもう少し詳しく解説します。
それでは補足を交えながら、各社のIPOルールをもう少し掘り下げてみましょう!
SBI証券

SBI証券は、当選確率が資金量に比例する珍しい口座でしたね。(=金持ちほど当たりやすいってこと)
SBI証券の場合は、抽選する時点で、買付余力分の入金がされている必要があります。(ちなみに買付余力に応じた分だけ抽選されるので、申込はとりあえず多めにしておけばOK ←知らなかった…)
また、当選・補欠当選した時点ではじめて資金拘束されます。
そのため同一資金による複数銘柄への申込も可能。これは僕みたいな貧乏投資家には嬉しい点です。
SMBC日興証券

抽選結果に落選はなく、必ず当選か補欠当選になります。補欠当選と聞くと、なんとなく響きはいいですが、これはほぼ落選と同意ですw(補欠抽選で繰り上げ当選することは滅多にありません)
さて、SMBC日興証券の場合は、抽選申込時点で入金が必要であり、しかも資金拘束されてしまうので、同一資金による複数銘柄への申込はできません。
これは資金量の乏しい零細投資家には厳しい条件です…。
ちなみに、補欠当選になった時点で資金拘束が解かれ、出金も可能です。その場合、結果的に補欠抽選辞退となりますが、ペナルティはありません。(当選後のキャンセル ⇒ペナルティがあることに注意します)
みずほ証券

抽選申込時点で買付余力分の入金が必要ですが、その後は出金してもOK。
抽選・当選時点でも資金拘束は無くて、購入申込する時点ではじめて資金拘束される。
そのため同一資金による複数銘柄への申込が可能。助かりますね・・・(o´∀`o)ノ
実際には、何度も入出金するのは骨が折れるので、最低資金(30万くらい)を常に入れておき、それを元手に申込を繰り返す、というのが現実的ですかね~。
マネックス証券

抽選申込時点で入金が必要であり、しかもこの時点で資金拘束もされてしまいます。
なので同一資金を使った複数銘柄への申込は不可能であり、資金の少ない投資家にとっては、ちと厳しいのがマネックス証券。
が、マネックス証券の場合は当選株が100%ネット配分され(=お得様への分配は一切なし)、かつ完全平等抽選なので、当選しやすい印象があることも事実。
資金繰りに苦労しますが、頑張って申し込んでおきたいところ。
といいつつ、僕はまだ当選経験ないんだけども。なんでみんなそんなに当たるの??w
野村証券(ネット&コール)

野村証券には、ネット&コールとホームトレードの2口座から選べますが、僕は手数料の安いネット&コールを利用しています。
野村のメリットはなんといっても、当選(補欠当選含む)するまでは入金の必要がないこと。
口座残高がゼロでも、抽選申込や抽選参加できちゃいます。入金は当選してからすればOK。なんてやさしい証券会社…( ;∀;)
資金拘束も当選後にされるので、同一資金を使った複数銘柄への申込ももちろん可能です。
大和証券

抽選申込時点でに買付分の入金が必要。
その後は出金できるんですが、抽選時に買付余力がなければ抽選参加できない。なので、僕は入れっぱなしにしてます。
ただ購入申込するまで、資金拘束されないのは嬉しい点で(当選しても資金拘束なし)、同一資金を使っての複数銘柄に申し込む時は重宝します。
いちよし証券

野村証券と同じく、購入申込するまで入金も必要なく、また資金拘束もされないという、神ってる証券会社。お金のない投資家にとってはめちゃ助かります。
そのため同一資金を使った複数銘柄への申込も可能。
ただ抽選申込や購入申込などはすべて電話手続きになりますw また入金時や出金時に手数料が発生することには注意します。
三菱UFJモルガンスタンレー証券

抽選申込時に入金必要あり。また抽選日前日に資金拘束されます。
抽選申込時の資金拘束はないのですが、同一資金を使った複数銘柄への申込はなぜかできない仕様になってます…。
当選後のキャンセルはペナルティがあることと、当選後の購入期間が一日しかないことに注意します。
カブドットコム証券

抽選申込時に入金必要ありますが、その後は出金してもOK。出金した場合は、当選して購入申込するときに再入金が必要になり、またこのタイミングで資金拘束されます。
そのため、同一資金での複数銘柄への申込も可能。
注意点として、当選後のキャンセルができません。また三菱UFJ銀行以外だと、入金手数料がかかる場合があります。
東海東京証券

抽選申込時に入金が必要ですが、資金拘束は当選(補欠当選含む)するまでありません。そのため、同一資金での複数銘柄申込が可能。
ちなみに当選後のキャンセルも可能です。
岩井コスモ証券(後期型)

岩井コスモ証券は、抽選の前に購入申込をするという、いわゆる”後期型”と呼ばれるIPOルールを採用しています。(ブックビルディング⇒購入申込み⇒抽選)
購入申込の時点で入金する必要があり、そしてそのまま資金拘束されます。
抽選申込時点では、資金がなくても複数銘柄に申込できますが、その後の購入申込で資金拘束されてしまうので、実質的に各銘柄分の資金が必要になります。なので、零細投資家にとっては、少々厳しいルールとなってます…。
そのため、同一資金を使った複数銘柄への申込はできません。
ただIPOの取扱数自体はそこまで多くないので、申込が重複する事態にはあまりならないように思えます。
当選後のキャンセルは不可です。
松井証券(後期型)

松井証券も岩井コスモ証券と同様に、後期型を採用しています。
入金や資金拘束のタイミング、複数銘柄申込のルールに関しても、すべて岩井コスモ証券と共通です。
当選後のキャンセルも不可能です。
お宝IPOをゲットすべく、資金管理を最適化して当選機会を増やしましょう!
たとえば野村證券なんかは、購入申込するまで入金必要がないのに、僕はご丁寧に40万円も常時入金していました…。
この40万円をさっさと引き出して、他の証券口座にいれて当選機会をもっと作らねばなりませんね。これからはもっとうまくやります…。
あと、これは個人的な見解なんですが、証券口座間の資金移動はできるだけしないことをオススメします。
資金が少ないのでどうしても…、という場合なら致し方ないですが、資金移動には労力や時間をすごく消費しますよ…。
銘柄申込のたびに資金移動するのはホント疲れます。入出金作業で消耗するのはアホくさいので、できれば資金は入れっぱなしが望ましいです。僕の経験上ですが。
一撃で30万円くらい稼げるお宝IPO、はやく当てたいです…!
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