- たとえばネットショッピングをして購入代金を相手口座に振り込む時
- あるいはアパートの家賃を大家さんの口座に振り込む時
そんな場面で、もしあなたがいまだに数百円の振込手数料を払ってまで入金しているとすれば、それはものすごくもったいないことです。
世の中には、他銀行への送金でも振込手数料が一切かからない、インターネット銀行という超便利なツールがあるからです。
インターネット銀行は振込手数料が無料になる!
たとえば月2回の決まった振込があるとして、振込手数料に600円(=300円×2回)かかっているとします。
すると単純計算で、年間7,200円も手数料として消えていることになります。こんなの馬鹿らしくてやってられません。
7千円あれば、家族でちょっとした素敵な食事を囲むことができますもの(`・ω・´)
そんなときにネット銀行は重宝します。
ネット銀行であれば、他銀行宛の振込だとしても、振込手数料が無料になるケースがあるので利用しない手はありません。(※無料回数に制限あり 詳細後述)
付け加えると、ネット銀行の場合、ネット上で振込作業が完了してしまうので、ATMや窓口まで赴くための時間や労力も圧倒的に節約できます。
自宅PCやスマホ上で入金作業はサクッと完了。この便利さを知ってしまうと、ネットバンクなしの生活は考えられなくなります・・・。
セキュリティ面の心配をする方もいますが、今や天下のゆうちょ銀行だって、ネットバンクを利用出来る時代です。
10年前であれば確かに不安材料がありましたが、今は強固なセキュリティでガッチリ守られており、リスクよりも有り余るリターンに、安心して目を向けられるようになりました。
無条件で他行宛の振込手数料が無料になる最強インターネット銀行4行がこれだ!
同じ銀行間での送金であれば、振込手数料が無料になる銀行は多いです。たとえばゆうちょ銀行。ゆうちょ同士なら無料で送金できますよね。
しかし、他の銀行に送金するケースとなると話は別。ほとんどの銀行では、他行宛だと数百円の振込手数料が発生してしまいます・・・。
そこで本題です・
無条件で(口座開設するだけで)、他行宛の振込手数料が数回無料になってしまう数少ないネット銀行4行をご紹介します。
住信SBIネット銀行
他行宛振込手数料 | 月1回無料 ※スマートプログラムのランク条件を満たせば最大15回まで無料 |
キャッシュカード | 無料発行 |
開設・維持手数料 | 無料 |
提携ATM | イオン銀行、セブン銀行、Enet、ローソンATM、ゆうちょ銀行、ビューアルッテ |
入金手数料 | すべて無料 |
出金手数料 | 月2回無料 ※スマートプログラムのランク条件を満たせば最大15回まで無料 |
特徴 | 他行宛振込手数料が月3回無料になる、スマートプログラムのランク2は比較的容易に達成できる |
基本プログラムについて
住信SBIネット銀行は、口座開設するだけで他行宛の振込手数料が月1回無料になります。これだけでも口座開設する価値があります。
また、無料でキャッシュカードが発行されて、コンビニやゆうちょなどのATMで入手金できます。
入金はすべてのATMで無料、出金はすべてのATMで月2回まで無料です。
優遇プログラムについて
補足情報ですが、住信SBIネット銀行には、利用状況に応じて様々な優遇が受けられる「スマートプログラム」という制度があり(1~4までの4ランク制)、たとえばランク2になると、月3回まで他行宛の振込手数料が無料になります!
ちなみにランク2の達成条件はこちら↓ ※ア、イ、ウのどれかを満たせば達成
ア | 総預金の月末残高が100万円以上 |
イ |
総預金の月末残高が1,000円以上、かつ以下1~8の条件に2つ以上該当 1. 外貨預金(普通・定期)の月末残高あり |
ウ | 総預金の月末残高が1,000円以上、かつ30歳未満 |
ちなみに僕は、アを達成しており(IPO取引用に300万ほどを預金中)、ランク2の恩恵を享受しております。
もし30歳未満の方であれば、ウは簡単に達成できそうですね。
30歳を超えているけど、100万円も預けられないよ!って方は、イを満たせばOKです。
新生銀行
他行宛振込手数料 | 月1回無料 |
キャッシュカード | 無料発行 |
開設・維持手数料 | 無料 |
提携ATM | 新生銀行、イオン銀行、セブン銀行、Enet、ローソンATM、PatSat、ゆうちょ銀行、ビューアルッテ、全都市銀行、三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行、あおぞら銀行、商工中金 |
入金手数料 | すべて無料 |
出金手数料 | すべて無料 |
特徴 | ①提携ATMが非常に豊富! ②すべてのATMで預入・引出手数料が回数無制限で無料! |
基本プログラムについて
新生銀行は、僕が初めて開設した思い入れのあるネット銀行です。(大学生の時に口座開設したのでもう10年以上利用しています)
そんな新生銀行は、他行宛振込み手数料が月1回まで無料です。条件は特にありません。口座開設できれば、だれでもこの恩恵が受けられます。
キャッシュカードは無料で発行されます。
特筆すべきは、新生銀行をはじめ、ゆうちょ銀行、セブン銀行、ローソン、イーネットなど、多くの提携ATMが用意されており、入出金手数料が無制限で無料になることです。
このあたりの充実度は、数あるネット銀行の中で断トツでトップクラスです。
必ず開設しておきましょう!
優遇プログラムについて
補足情報として、新生銀行には、入金手数料が最大月10回まで無料になる、新生ステップアッププログラムという優遇プログラムがあります↓
新生銀行口座を開設した人は皆、「新生スタンダード」という、最も基本のステージからスタートします。
で、たとえばステージが「新生ゴールド」にランクアップすると、月5回まで入金手数料が無料になります。
ちなみに、「新生ゴールド」へのランクアップ条件ですが、「円普通預金残高が100万円以上」など、比較的ハードルの低い条件がいくつか用意されており、どれか一つを満たせばランクアップできるルールになっています。
といっても我家は、そこまで預金できる余裕はないので、ステージはずーっと新生スタンダードのままです(笑)
資金に余裕のある方にとっては、簡単に振込手数料の無料回数を増やせてしまうので、とってもオイシイ優遇プログラムですね。
ソニー銀行
他行宛振込手数料 | 月1回無料 ※手数料は翌月キャッシュされる |
キャッシュカード | 無料発行 |
開設・維持手数料 | 無料 |
提携ATM | イオン銀行、セブン銀行、Enet、ローソンATM、ゆうちょ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行 |
入金手数料 | すべて無料 |
出金手数料 | イオン銀行・セブン銀行は何度でも無料(その他は月4回まで無料) |
特徴 | Sony Bank WALLETを発行するだけで、他行宛の振込手数料が月2回まで無料になる |
基本プログラムについて
ソニー銀行は、他行への振込手数料が月1回まで無料です。条件は特になく、口座開設できれば誰でも対象になります。
ちなみに振込手数料はキャッシュバック形式です。振込時にいったん引かれて、翌月にキャッシュバックされます。
キャッシュカードは無料で発行されます。
入金手数料は、すべての提携ATMで何度でも無料です。
出金手数料はイオン銀行・セブン銀行であれば回数無制限で無料、Enet・ローソン・ゆうちょ・三井住友・三菱東京UFJは月4回まで無料です。
また、キャッシュカードとデビットカード(VISA)が一体となった「Sony Bank WALLET」を発行するだけで(無料で発行できます)、他行宛の振込手数料が月2回まで無料になってしまうことも、見逃せないポイントです。
優遇プログラムについて
補足情報として、ソニー銀行にも、優遇プログラム Club S (クラブエス)という、振込手数料の無料回数が増えたりするお得なサービスが用意されています↓
たとえば「シルバー」ステージへのアップ条件は、「総預金残高300万以上」などいくつか条件が用意されており、どれか一つを満たせばOKです。
ただ新生銀行や住信SBIネット銀行などと比較すると、条件は少し厳しめです。
なのでソニー銀行は、とりあえず開設だけしておいて、月1回の振込手数料無料権利をちゃっかりゲットしておく、というのが賢い運用方法かと思います。
楽天銀行
他行宛振込手数料 | ハッピープログラム会員+給与振込or年金受取口座にすると月3回まで無料 |
キャッシュカード | 無料発行 |
開設・維持手数料 | 無料 |
提携ATM | イオン銀行、セブン銀行、PatSat、Enet、ローソンATM、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、ビューアルッテ |
入金手数料 | ①3万円以上:すべて無料 ②3万円未満:セブン銀行・イオン銀行・PatSatは216円(それ以外は270円) ※ただしビューアルッテは入金不可 |
出金手数料 | セブン銀行・イオン銀行・PatSatは216円(それ以外は270円) |
特徴 | ①無料振込回数は月2回まで繰越可能(=最大月5回まで無料に) ②キャッシュカードに、デビットカード機能やクレジットカード機能を追加できる |
楽天銀行はオマケで紹介させてもらいます。
楽天銀行の場合、無条件では振込手数料が無料になりませんが、無料になる条件が比較的容易なのでオススメできます。
たとえばこの2つの条件を満たすと、他行への振込手数料が月3回まで無料になります。
- ハッピープログラム会員であること
- 給与振込または年金受取口座として指定すること
ハッピープログラムというのは、楽天銀行ユーザーの優遇プログラムのことで、5つのステージがあります↓
たとえば「VIP」ステージになると、月3回まで他行宛振込手数料が無料になりますが、そのためには100万以上預金するか、20件以上の取引が必要になります。
ウチみたいな庶民だとそこまでのお金があるわけもなく、この条件はクリアできません。
そこで冒頭のテクニックを使うわけです。
たとえ一番下の「べーシック」ステージだとしても、冒頭で書いたように、給与振込または年金受取口座として楽天口座を指定すると、他行宛の振込手数料が月3回まで無料になります。
勤め人の方は、可能であれば、楽天銀行を給与受取口座に指定してみてください。それだけで簡単にこの恩恵を享受できますので。
ちなみに僕の会社は、給与口座が限定されているため、この恩恵には与れず…( ;∀;)
ちなみに無料振込回数は月2回まで繰り越せるため、最大で月5回までが可能です。
またキャッシュカードは、この2枚から選ぶことをオススメします↓ ※無料発行できます
- 楽天銀行デビットカード(JCB) ~ キャッシュカード+デビットカード。口座にある残高の範囲内でカード払いができる
- 楽天銀行カード(JCB) ~ キャッシュカード+クレジットカード。常に利用金額の1%分の楽天ポイントが付与される ※すでに楽天カード保有の方は発行不可
補足ですが、ネットショッピングやヤフオクでは、楽天銀行への振込を可能としている店舗や出品者が非常に多いので、楽天銀行口座を開設しておくと非常に重宝します。
実は我家の場合、先に紹介した住信SBI・新生・ソニーを抑えて、楽天銀行の利用頻度が最も高いです。
インターネット銀行を活用してお金・時間・労力を節約!
取引の多い自営業の方でない限り、とりあえずご紹介した4行を開設しておけば十分でしょう。
4行あわせれば、無条件で月3回まで他行宛振込手数料が無料になりますし、優遇プログラム等を活用すれば簡単に月10回程度まで引き上げることも可能です。
金銭的な節約のみならず、時短・省力化に圧倒的な効果を発揮するインターネット銀行を、是非フル活用してみてください。
コメント
コメント一覧 (6件)
こんにちは
新生銀行っていいんですね!初めて知りました!
入出金が何回も無料はすごいですね!早速開設しようかと思います!!
あと、もしよろしければですが、相互リンクお願いしてもよろしいでしょうか?
ぜひご検討ください!
おっしゃる通り、新生銀行は入出金手数料が無料で、しかも提携ATMの数も多いので、とても重宝します。
おすすめのネット銀行です。
相互リンクのご依頼もありがとうございます。
リンクはnakatiさんのサイトを拝見させていただいて検討したいと思います!
よろしくお願いします。
こんにちは。カローラ以来ですね。
私も新生口座持っていますが、私の場合は月5回まで振り込み無料なのでなんでかなと思ってみてみたら、預金その他の条件で5回無料と10回無料というのがあるようですよ。新生ステップアッププログラムというものです。いずれにせよ新生銀行は良いですね。
ただここは振り込み名を変えるときに文字数が入らないのと、口座番号入力だけで振込先名まで出ないのがちょっと不便なところです。
秀一さん、お久しぶりです。
そうそう!新生ステップアッププログラムの補足を入れるのを忘れていましたね。ご指摘ありがとうございます。
文字数や振込先名の部分は、新生銀行に改善してほしいトコロですよね。
5回無料ということは「ゴールド」ステージですね?うらやましいです…。
余談ですが、僕が開設した10年前は、無条件で月5回まで振込手数料がタダだったんですよね~たしか。あの頃は良い時代でした。
そうそう昔は5回まで無料でしたね。私のがゴールドなのは投資信託をやっているせいですね。
昔はシティバンクが回数無制限で振り込み料無料というのもあったんですよ。でもそれで顧客を集めておきながら、急にそれをやめたと言い出したので、怒って解約して新生にしたんですよ。
新生で投信をされていたのですね!
手数料が回数無制限・・・、今となっちゃ夢物語ですね・・・(笑) 時代を感じます。
こういうご時世なんで現行サービスもどうなるか分かりませんが、ウチはひとまず新生・住信・ソニー・楽天の4行体制で様子見していきたいと思います。