みなさんこんにちは!そうたろ(@minlife2016)です。
今の時代、家計簿といえアプリやソフトが主流ですが、そうたろはエクセル家計簿も捨てがたい魅力がたくさんあると思っています(^-^)

上記記事では、個人的に優秀だと思う機能を選んでお伝えしましたが、実はそれ以外にも、エクセル家計簿だからこそできる・かゆいところに手が届くような細かいカスタマイズがあります。
ということで今回は、我家が実際に家計簿テンプレートに施している独自カスタマイズについてご紹介してみようと思います。
なお今回ご紹介する内容は、ある意味「そうたろ家に合わせた完全オーダーメイドのカスタマイズ」ですので、人によっては不要かもしれません。
ということでこの記事の趣旨としては、カスタマイズ内容そのものよりも、エクセル家計簿の汎用性・拡張性の高さをお伝えできればと思っています。

エクセル家計簿ってこんな使い方もできるんだ!今後のアレンジのヒントになりそう・・
個人的にはそんなふうに思ってもらえますとうれしいです。それではいってみましょう!
自作エクセル家計簿テンプレートはこんなカスタマイズを施しています
記録シートのカスタマイズ
まずは記録シートのカスタマイズについてご紹介します。
記録シートは日々の収支データを入力するための基本シートになります。初期状態のテンプレートはこんな感じですが・・





収入や支払先などの一部データは変更しています。
我家ではこんなふうにカスタマイズしています。それではそれぞれのカスタマイズについてご紹介していきますね。


抽出項目の追加
これは複数行にまたがるデータを、自動でピックアップしたいときに便利なカスタマイズです。
やり方は簡単で、あらかじめ記録シートに抽出項目(名前はなんでもOK)を追加し、そこに任意のキーワードを打ち込んでおき、フィルター機能を使って抽出する、といった具合です。


具体例を出しますと、たとえば確定申告に必要な「医療費控除の明細書」を作るにあたって必要な医療費データが欲しい!という場合、以下のようにフィルター機能で、あらかじめ入力しておいたキーワード「医療費控除」を選べばいいだけです。



事前にキーワードを入力しておく必要がありますが、自動的かつ一瞬で大量のデータを抽出できるので便利です♪
ちなみに我家ですと、他にもこんなキーワードを入力しています。
- 家族イベントに関するキーワード(旅行など)
- 個人事業に関するキーワード(売上・経費など)
- 趣味に関するキーワード(釣り・愛好会など)
- 車整備に関するキーワード



高知旅行2024のデータを振り返ってみました。
このときにかかった総費用は約13万円だったことがわかったので、次回旅行に行くことがあれば予算設定の参考になりそうです。



複数の抽出項目を組み合わせることで、さらに細かくデータを振り返ることもできます。
趣味に特化した抽出項目の追加
実は我家の家計簿には、そうたろ個人の趣味である釣りに関する情報なども記録しています。
これらの情報は完全に家計簿の趣旨からは外れるんですけども、家計簿に記録しておくと、後々かんたんにデータを振り返ることができるので便利なんです(○ˊᵕˋ○)



そういった背景もあって、我家では家計簿のことを家計簿ではなくライフログと呼んでいます!
さて、そのような趣味に関して入力したデータを抽出するために追加したのが「魚種分類」という項目で、具体的には以下のように使っています。



釣れた魚種別にデータを抽出できるようにして、釣れた日にち・場所・状況などがわかるようにしてあります。



過去データの蓄積が釣果アップの秘訣らしい!しらんけど!(笑)
しかし、この項目は釣りをしない方には全く必要のないものでしょう(笑)
要するにそうたろがお伝えしたいことは、この項目そのものではなく、こういうカスタマイズによってエクセル家計簿は家計管理という枠を超えて、生活のあらゆる情報を記録できるツールにもなりますということです。
金額確認場所を明記した項目の追加
我家では、クレカやポイントなどのキャッシュレス自動払いで支払う固定費(水道光熱費や携帯料金など)がそれなりにあるのですが、以前までは以下のような困った場面に出くわすことがありました。



クレカ明細をみながら1月分の電気代の支出金額を確認してるんだけど・・1月分の電気代は2月の明細に載ってきた金額を書けばいいんだっけ?それとも3月の明細に載っている金額でよかったんだっけ・・?
キャッシュレス払いは、支払日と引落日にずれがあるので、以前は上記のような迷いが生じることが多かったんですよね。
ということで、それを解消するために我家では記録シートに「金額の確認場所」という項目を追加して、以下の情報を書くようにしました。
- 確認する明細の種類(クレカ?ポイント?)
- 確認する明細の発行月(当月?翌月?翌々月?)
- 明細へのおおむねの記載日
具体的には、以下のように情報を追加しています。


実際にはこんなふうに使っています。



1月分のガス料金はいくらかな?ええと、1月20日前後の日付でクレカ明細に書かれているのか・・確認してみよう。





ということでクレカ明細を確認してみると・・


とこんなふうに活用することで、家計簿に金額を入力するときの迷い・確認作業がなくなり、家計簿への入力効率があがりました(^-^)
レシートチェック項目の追加
我家では、月末にその月のすべてのレシートをみながら、支出データの入力漏れ・誤りがないか確認しているのですが、その作業の進捗度を入力するのが、このレシートチェック項目になります。
このような要領で入力しています。
- レシートチェックが完了した支出 → ✅
- レシートが発行されなかった支出 → ✖️
- レシートチェック未着手の支出 → 空欄


キャッシュレス明細チェック項目の追加
キャッシュレス決済による支出については、月末に明細書をみながら(クレカ明細・ポイント明細など)、家計簿への入力漏れ・誤りがないか確認しています。その作業の進捗度を入力するのが、このキャッシュレス明細チェック項目になります。



この作業をすることで、もし身に覚えのない請求・引き落としがあったとしても早めに気付くことができます。
実際にこの作業のおかげで我家では、意図せず契約されていたamazonプライムについてすぐに発見・解約することができました・・(^-^;)
このような要領で入力しています。
- キャッシュレス明細チェックが完了した支出 → ✅
- キャッシュレス決済以外(現金払いなど)で支払った支出 → ✖️
- キャッシュレス明細チェック未着手の支出 → 空欄


青色申告用データ項目の追加
我家のような小規模の個人事業主は、この項目を追加しておくと、青色申告書類を作るときに役立ちます。
勘定科目や按分比率、金額(金額に按分比率をかけて自動算出)などをあらかじめ入力しておくことでデータをかんたんに抽出でき、確定申告の書類作りを効率化することができます(^-^)


具体的には、以下のようにしてデータを抽出することができます。
なお、上記の要領で抽出したデータは、KACが無料で配布してくださっている「エクセル簿記」に転記することで、かんたんに青色申告書類が作れてしまいます(^-^)



有料会計ソフトがなくても、オールエクセルで確定申告書類が作れてしまうのでとても助かります!


年間収支表のカスタマイズ
年間収支表のカスタマイズについては、最近我家が気に入っているものを一つご紹介しますね。
これが従来の年間収支表なのですが、集計表の完成度としてはいまいちな感じでした・・(^-^;)



このときは投資を支出として扱っていたために、収支をみてもそれが生活費の影響なのか・投資の影響なのかがわかりづらかったです。。
また収支が赤字化しやすいという欠点もありました。


一方で、こちらが独自カスタマイズを施した年間収支表です。


見てのとおり、カスタマイズ後の年間収支表は、収支を2パターン表示できるようにしたことで(投資を含まない収支/含む収支)、投資が家計に与える影響を切り分けて評価できるようになりました。



こういった柔軟なアレンジができるのもエクセル家計簿の魅力です♪
【さいごに】我家のエクセル家計簿はもはやライフログです


ということで今回は、我家独自のカスタマイズをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
先ほども書きましたが、我家の家計簿は家計管理という枠を超えて、もはやライフログとして活用しています。
独自のカスタマイズによって、旅の想い出や趣味の記録、車の整備情報など、家計以外のデータについても何年にもわたって大量に蓄積できるうえに、キーワードを設定しておけば一発で検索できるでとっても重宝しています(^-^)
もちろん、エクセル家計簿は家計管理ツールとしての能力も既製品と遜色ないレベルだと思いますし、今回ご紹介したような独自カスタマイズを施せるという意味では既製品を上回る価値があると思っています。
我家はエクセル家計簿をつけはじめて10年以上経ちましが、より使いやすいテンプレートを目指して、これからもカスタマイズを続けていくつもりです。
皆さんにとってもこの記事が、完全自分仕様のオリジナルテンプレート作りの一助になりましたら幸いです(。ᵕᴗᵕ。)”
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