我家が住んでいる場所は、北海道でも特に冷え込む厳寒地帯である道東エリア。
ちなみに今朝の最低気温はマイナス22度。あまりの強烈な冷え込みで、先日は車のバッテリーが死亡、久しぶりにJAF呼びました…( ゚Д゚)笑
とまあこんな極寒の地でずっと生きてるので、自ずと自室の暖房管理にはストイックになります。
いかに必要最小限のエネルギーで効率よく部屋を暖めて維持するか。暖房費がバカにならないこの時期は、よくゲーム感覚で暖房節約術を考えていたりします。
ということで、北海道在住歴30年の我家が、普段実践している暖房費の節約術を17個まとめてみました。参考にしてもらえるとうれしいです(^-^)
見出し
- 1 【はじめに】2020年夫婦二人暮らしの暖房費は約5.5万円でした
- 2 暖房費の節約術17選まとめ|我家はこれで冬を乗り越えています
- 2.1 扇風機は冬場も活用。空気を強制循環させて室内を効率よく暖める!
- 2.2 石油ファンヒーターは窓際設置が鉄則。コールドドラフトを温風に変えて効率的な循環を
- 2.3 ファンヒーターやエアコンのフィルターは定期清掃して余計な電力消費を避ける
- 2.4 窓枠サッシには折りたたんだ新聞紙を挟んで、外気の侵入と内気の漏れをガッチリ防ぐ
- 2.5 窓ガラスにはエアークッション。冷気を防ぐだけでなく保温にもなる。接着は薄めた障子のりがおすすめ
- 2.6 断熱カーテンで室温低下を防ぐ。夏場の室温上昇も抑えられます
- 2.7 使わない部屋は閉め切って生活スペースを小さくすれば、暖房エネルギーは最小限で済む
- 2.8 我家がFF式ストーブや煙突式ストーブではなく石油ファンヒーターをメインに使う理由
- 2.9 灯油は配送式ではなくセルフ給油で。1L当たり10円の差は大きい。筋トレにもなって◎
- 2.10 入浴後の換気扇は扇風機で代用。室温維持&湿度UPで一石二鳥
- 2.11 部屋の扉には隙間テープ。冷気の侵入を防ぎ、開閉音も小さくしてくれるのでこれまた一石二鳥
- 2.12 厚着生活で暖房費を節約。着る毛布と足元はあったかルームシューズがおすすめ。
- 2.13 暖房器具の設定温度を下げる。1度下げるだけで数%~10%の暖房費節約になる!
- 2.14 湯たんぽ最強!寝る前に布団の中には入れておけば幸せな気分になれる
- 2.15 フローリングの場合はじゅうたんやラグを敷いて底冷え防止
- 2.16 寒い部屋で筋トレする。あったまるし肥満抑制にもなる。筋力つければ自己発熱しやすくなる!
- 2.17 外出する。家にいないようにする。図書館に行く。パート&アルバイトに出る
- 3 【まとめ】暖房節約術はお金をかけずに楽しみながらやると面白いです
【はじめに】2020年夫婦二人暮らしの暖房費は約5.5万円でした
昨年2020年の灯油代は約5.5万円でした。
ここ道東エリアは、少なくとも半年間はストーブが欠かせないのですが、というこちはその時期になるとだいたいひと月あたりの灯油代は1万円弱、ということになりますね。
ちなみに、我家の暖房器具は煙突式ストーブとファンヒーターになります。


暖房費の節約術17選まとめ|我家はこれで冬を乗り越えています
節約術といっても室温10度設定にして、寒さに耐えながら修行僧のような生活を送っているワケではありませんよ(゚∀゚)笑
室温はしっかり20度前後を保ちつつ、健康第一優先で節約しています。

扇風機は冬場も活用。空気を強制循環させて室内を効率よく暖める!
本来はサーキュレーターで循環させるのでしょうが、我家は扇風機で代用しています。
天井付近にたまっている温かい空気に扇風機を向けて、強制的に循環させることで体感温度を上げることができます。
煙突式ストーブの場合は、煙突部分に扇風機を向けることで、煙突にたまった熱エネルギーを部屋全体に放出できます。
ただ扇風機は真上に向けることができなのが唯一の欠点。天井に気流をぶつけたいなら、やはりサーキュレーターの方が効果的だと思います。
2018年8月追記✏️
ファンを真上に向けることができる扇風機(サーキュレーター)を新たに買いました・・・(○ˊᵕˋ○)
天井に向けて空気を循環できるので、暖房効率が格段にアップしました。しかもDCモーターなのでめちゃめちゃ静か。動作音がほとんどしません。
(干している洗濯物の下に設置すれば、乾燥も倍速になることも発見しました・・・!)
ちなみに夏場の蒸し暑い時期は、寝る時に枕元において「そよ風モード」で使っています。いい買い物ができました。
石油ファンヒーターは窓際設置が鉄則。コールドドラフトを温風に変えて効率的な循環を
窓ガラスで冷やされた空気が下降気流となって足元に流れ込んでくる現象のことをコールドドラフトといいます。
なので窓際にファンヒーターを置けば、その流れ込んできた冷気をヒーターが暖気に変換され、足元から天井にかけて部屋をぐるっと1周、そしてまたコールドドラフトともにヒーターに吸い込まれるという好循環がが生まれます。
確かに窓からの冷気をストーブに集めてもらうだけで、感覚的な温かさは上昇する気がします。
ファンヒーターやエアコンのフィルターは定期清掃して余計な電力消費を避ける
気づくとフィルターに付着しているホコリや綿ごみはデメリットでしかありません。
電動ファンの負荷を増大させ、余計な電力を消費するだけですので・・・(^-^;)
ファンヒーターやエアコンが欲しがる分だけ、思う存分エアーを吸えるように常にフィルターはきれいにしておくのが理想だと思います。
窓枠サッシには折りたたんだ新聞紙を挟んで、外気の侵入と内気の漏れをガッチリ防ぐ
小さいころ、おばあちゃん家に行くとこうしてありました。お年寄りの知恵ってやっぱり偉大だと思います。
窓を閉め切っていても、窓枠サッシの隙間は外部とつながっています。顔を近づけてみると冷気が流れ込んでくるのが分かるはず。
こういう時は古新聞の出番。細長く折りたたんでサッシとレールの隙間に挟めば、ほとんどの冷気をシャットアウトできます。
窓ガラスにはエアークッション。冷気を防ぐだけでなく保温にもなる。接着は薄めた障子のりがおすすめ
外気に直接面している窓ガラスは、室温をどんどん下げます。これが夏場なら手たたいて喜ぶところですが、冬場にこんな強力クーラーは不要ですよね。
なので我家では、窓枠の金属サッシ部分に、薄めた障子のりを塗って、エアークッション(プチプチ)を貼付けています。
さすがに窓ガラスに直接のりを塗るのは気が引けるので、ウチは窓枠(外周だけ)のみ貼付け。その方が見た目もキレイ。そして障子のりは薄めて使うと、シートが簡単にはがれるし掃除も楽◎。
専用の断熱シートなら直接窓に貼付けできますが、窓が多い我家のような家庭は、エアークッションの方が低コストで仕上がります。
断熱カーテンで室温低下を防ぐ。夏場の室温上昇も抑えられます
断熱カーテンは高コストですが、余裕のある方は普通のカーテンよりも高機能です。冷気や熱気の侵入を防ぎ、部屋を保温し続けるのに役立ちます。
ただ我家はお金がないので断熱カーテンは使わずに、前述のエアークッション方式を採用。
カーテンと違い、完全に窓ガラスと内気を分断できるエアークッション方式の方が個人的には好きです(・∀・)ノ
使わない部屋は閉め切って生活スペースを小さくすれば、暖房エネルギーは最小限で済む
我家は3LDKですが、季節関係なくキホン2部屋だけで生活してます。
残りの2部屋は物置小屋と化してるワケですが、冬場はこの部屋を閉め切ります。生活スペースは小さい方が暖房効率は上がるので。
ただし物置部屋にした際はカビに要注意です。我家は物置部屋には、小さな除湿機をおいて常に低湿度を保つようにしています。
我家がFF式ストーブや煙突式ストーブではなく石油ファンヒーターをメインに使う理由
メインの暖房器具といえばエアコンが一般的なのでしょうが、極寒の北海道ではまだまだ灯油ストーブが主流です。
北海道民であればほぼ一家に一台、FF式ストーブか煙突式ストーブがありますが、我家は石油ファンヒーター×2台で運用しています。
FF式や煙突式の場合、外気排熱がある分どうしても燃費は落ちますが、石油ファンヒーターはそれがないのがメリット。発生した熱量は全て室内の暖房に利用できるので、エネルギーの無駄がない。
また置き場所を自由に変えられるのもファンヒーターのメリットです。
最近は、ファンヒーターの高性能化も目覚しいものがあり、ニオイや燃焼音などはほとんど気にならないレベルまで向上しています。換気にさえ注意すれば、メイン機として十分に使えますよ!
灯油は配送式ではなくセルフ給油で。1L当たり10円の差は大きい。筋トレにもなって◎
ウチは自家用車のガソリン給油にあわせて、灯油もセルフ給油しています。(18Lのポリタンク×4缶使用)
業者に灯油配送を頼むともちろん楽なのですが、1L当たり10円ほどコスト高になってしまうので、年間集計すると大きな差になってきます。
冬は運動不足になりがちなので、筋力トレーニングだと思って楽しくセルフ配送しています。
入浴後の換気扇は扇風機で代用。室温維持&湿度UPで一石二鳥
入浴後に、浴室の防カビ対策で換気扇を回す人は多いですが、せっかく暖めた暖気が逃げてしまうのでもったいないな、と思っています。
換気扇ではなく扇風機で風を送り込んでやれば、室温低下を防ぎながら、さらに加湿効果も期待できるので、一石二鳥だと思っています(○ˊᵕˋ○)
部屋の扉には隙間テープ。冷気の侵入を防ぎ、開閉音も小さくしてくれるのでこれまた一石二鳥
特に引き戸タイプの扉には隙間テープが有効です。
冷気侵入を確実にシャットアウトしてくれます。我家もすべての扉に貼ってます。
また扉を勢いよく閉めたときの音「ガンっ」も劇的に小さくなりますね。特に我家のような、生活音を気にする集合住宅の場合は重宝すると思います。
厚着生活で暖房費を節約。着る毛布と足元はあったかルームシューズがおすすめ。
北海道民の僕ですが、実はかなりの冷え性体質(笑)
プライベートはPCワークが多く必然的座りっぱなしになるのですが、これが大敵。特に足元(足首)の生気を感じないほどの冷たさにはゾッとします。これはさすがにヤバイ…と思い今年ルームシューズを買いました。
これが実に秀逸で、足首まで包み込んでくれる暖かさには感動。(経験上、靴下2枚履きは血流が悪くなり逆効果なのでおすすめしません)
足元の冷え性に悩む方にはマジでおすすめしますよ。洗濯もできます。
暖房器具の設定温度を下げる。1度下げるだけで数%~10%の暖房費節約になる!
定番ですが、エアコンやストーブの設定温度上げすぎに注意です。ちなみに我家は18度くらい。
そういえば、実家に帰るといつも暖房フルパワーで室温30度くらいにして、親父はTシャツと短パンでウロウロしていました…。
僕みたいな一般庶民には完全に理解不能なんですが、意外と北海道民にはこういう人多いらしいです笑。寒いならまずは服着ろよって話ですよね(°∀°)
湯たんぽ最強!寝る前に布団の中には入れておけば幸せな気分になれる
湯たんぽは特に嫁さんがよく使ってますね。寝る前に足元に入れておけば、良い夢は約束されたようなもの。
低温火傷を防ぐために保護カバーなどをかぶせれば、ちょうどよい温度で朝までポカポカが持続します。
最近はレンジでチンするタイプもあるようですね。(繰り返し使えて経済的)
フローリングの場合はじゅうたんやラグを敷いて底冷え防止
夏場は冷たくて気持ちいいフローリングも、冬場は底冷えの大敵。
じゅうたんやラグを敷くことで、床からの冷気は劇的に防げるし、視覚的にも暖かく見せることができます。
ただ、我家は掃除が面倒くさくなるので敷いてません。ゴミやホコリのからまりがどうにも苦手で…。
このへんは好みの分かれるトコロですね。
寒い部屋で筋トレする。あったまるし肥満抑制にもなる。筋力つければ自己発熱しやすくなる!
寒ければ筋トレしましょう!
体を温めるだけでなく、堕落した体と心に喝も入れるためにも。
筋肉量が増えれば、代謝も上がってエネルギー消費しやすい体になり、発熱するし&太りにくいしで恩恵はデカいと思います。
外出する。家にいないようにする。図書館に行く。パート&アルバイトに出る
極論ですが、一番効果的な暖房節約術かもしれません。
部屋にいなければ暖房費は一切かからないワケですからね・・・。
図書館は長居できるので、おすすめの避寒地です。勉強場所としては最適。ただそこまでの移動費が発生してしまうと考えものですが…。
そしてもはや節約術の範疇を超えていますが、パート&アルバイトに出られるならお金も稼げるし一石二鳥だと思います(^-^)
【まとめ】暖房節約術はお金をかけずに楽しみながらやると面白いです
学生の頃は、ストーブを一切使わないで24時間生活してみました。結果、朝目を覚ますと布団が凍っていたのでやめました(息のかかる部分がパリパリになっていました笑)。
また室内でテント張って、冬でもキャンプ気分を味わえる&ストーブ無しでも暖かく寝られる、という考えただけでワクワクしてたまらない企画も実行してみました。
結果、めっちゃ暖かいし、キャンプ気分に浸れたので自分的には大成功だったんですけど、妻からのクレームを受けてやめました・・・(^-^;)
まあそこまでバカをやる必要はありませんが、要はゲーム感覚で楽しみながらやると暖房節約も楽しくなるって思っていますす。「寒い部屋で筋トレ」もそのひとつです。
そして暖房節約術のアイテムはお店に行けばいくらでも売ってますが、お金をかけなくてもできる節約ノウハウは案外そのへんにたくさん転がっているものです。
扇風機を活用したり、使わない部屋を開かずの間にしたり。
ホームセンターに行く前に、とりあえずできるトコロから着手してみるといいと思いますよ(^-^)
実は気付かないうちに、目の前で大事な暖気を取り逃がしているかもしれません。