みなさんこんにちは!そうたろ(@minlife2016)です。
先日、読者さまからこんな質問をいただきました。
楽天キャッシュについての質問です。
ポイントが一定額より少なくなったらオートチャージされるようなのですが、この管理をどうしたらいいのかわかりません。たとえば1万円チャージされたら家計簿に支出として書いた方がいいんでしょうか?
また楽天証券のつみたてNISAや、楽天でんき、楽天モバイルを利用しているのですが、その支払いでポイントが使われたときにオートチャージされているようで、そのときの支払い金額などもどう記入したらいいのかわからない状態です。
そうたろ様がされている管理の仕方を教えていただけたら助かります。
ということで、今回は楽天キャッシュ・残高キープチャージの家計簿の書き方についてご紹介します!
【まえおき①】楽天キャッシュの残高キープチャージは楽天証券ユーザーのみが設定できるサービス
まずこの「残高キープチャージ」というのは、楽天証券で積立投資している人のみが利用できるサービスになります(2022年12月時点)。
かんたんにいうと、残高キープチャージは、設定金額を下回った場合に設定金額まで自動的にチャージしてくれるサービスです。
チャージ設定(残高キープチャージ)とは、毎月の積立金額が不足しないように、楽天キャッシュ(電子マネー)の残高をあらかじめ設定した金額以上にキープする設定です。
設定金額を下回ると自動で不足金額がチャージされます。
楽天証券の投信積立には、毎月13日~15日のいずれかの日に、翌月の積立金額を楽天キャッシュ残高から引き落します。楽天キャッシュを投信積立以外でもご利用の方は、残高キープ額を多めに設定すると安心です。
楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立た|チャージ設定(残高キープチャージ)とは
- チャージ元として設定できるのは楽天カードのみです。その他のクレジットカードは設定できません。
- 楽天カードからチャージされる楽天キャッシュは【基本型】となり、現金として出金ができない電子マネーです。
- 一定時間ごとに残高をチェックし、設定金額を下回ると、自動で不足金額をチャージします。
- チャージ金額は1,000円以上1円単位となり、不足金額が1,000円未満の場合は1,000円チャージされます。
- 楽天カードからチャージされると、楽天カードの明細にチャージされた日付での明細が計上されます。
この図がわかりやすいですかね。
この場合、10,000円の残高をキープするように設定しているので、7,000円を利用すると、10,000円をキープするために、(楽天カード経由で)7,000円がチャージされることになります。
楽天キャッシュ(電子マネー)で投信積立た|チャージ設定(残高キープチャージ)とは
ちなみに、数ある楽天サービスのなかで、なぜ楽天証券ユーザーのみがこのサービスを利用できるのかというと、つみたてNISAなどの投資商品を楽天キャッシュで自動買付する際に、金額不足による積立失敗を回避するためにはじまったサービスだからです。
だから楽天証券ユーザー以外は、このサービスが利用できないのね!
【まえおき②】楽天ポイントで支払いをすると楽天キャッシュの残高キープチャージが発動することがある
まえおきが続いてすみませんが、もう少しお付き合いください。
ここでひとつ、楽天ポイントと楽天キャッシュの関係について、整理しておきましょう!
今回の質問者さんのように、楽天証券や楽天でんき、楽天モバイルなどの楽天サービスを利用している方は、その支払いに楽天ポイントを充てる方は多いと思います。
我家もそうです!
そして質問者さんのように、楽天証券の残高キープチャージを設定していると、人によっては以下のようなことが起きます。
こちらは実際の楽天カードの明細です(楽天e-naviの利用明細画面です)。
見覚えのない金額「2,457円」が楽天カードから楽天キャッシュにチャージされていました・・。
いったいなぜ!???
ちなみに我家は、残高キープチャージの設定を「33,333円」に設定しています。
我家の場合、33,333円=楽天証券のつみたてNISAで積立している1ヶ月分の金額です。
なので積立が完了すると、こんなふうに1ヶ月ごとに以下の明細が記録されます。(これは以前から理解していました)
話は戻りますが、謎のチャージ金額「2,457円」についてです。
結論を言ってしまいますと、これは楽天でんきの支払いに使われた楽天キャッシュの金額でした。
以下は、我家の11月分の楽天でんきの支払い明細です(楽天ポイントクラブのポイント実績画面)。
つまり、ことの顛末はこうです。
- らくてんでんき【11月分】の請求料金合計は9,805円だった
- 楽天ポイントの残高が7,348円分あったのでこれがすべて消費さ
れた - 残りの不足分=
2,457円分は楽天キャッシュの残高から支払われた - 楽天カードから楽天キャッシュに2,457円が自動チャージされて(残高キープチャージ発動)、設定金額である「33,333円」が再びキープされた
そしてここで大事なことは以下の通りです!
楽天モバイルや楽天でんきなどの楽天サービスで、支払い時に(楽天カードではなく)楽天ポイントを優先して使う設定にしている場合は、支払い手段の優先順位は、楽天ポイント>楽天キャッシュ>楽天カードの順になるということです。
楽天キャッシュの残高があると、楽天カードよりもさきに楽天キャッシュが消化されるのね!
そう!だから楽天キャッシュが消化されるたびに、楽天カードからの残高キープチャージが発動するんです。
まさに質問者さんもこれと同じ状況だったわけね!
【結論】残高キープチャージが発生したときの家計簿の書き方
さて、まえおきが長くなりましたがいよいよ本題です。
残高キープチャージが発生した時の家計簿の書き方についてですが、答えとしては簡単で、「チャージされたときは家計簿には書かず、支払いが発生したときだけ家計簿に書く」になります。
楽天キャッシュにチャージされた時点では、現金が楽天キャッシュという形態に変わっただけで、お金そのものが使われたわけではありません。
だから書かない、というのが我家の考え方です。
もちろん書いてもいいのですが、「チャージされたとき」と「支払ったとき」、両方の金額をそのまま家計簿に書いてしまうと、実際の支出よりも大きな金額が家計簿上に記録されてしまうので要注意です。
チャージ金額も書きたい場合は書き方に工夫が必要ですね。
ちなみにさきほどの我家の楽天でんきの支払いは、このように記録しました。
今回は楽天ポイントと楽天キャッシュ、両方の方法で支払いが行われたので、記録もそのまま2つ書きました。
が、管理が煩雑なのであれば、合計額の9805円を全て楽天ポイント(もしくは楽天キャッシュ)
(入力が一行で済むので楽チン)
家計簿の目的はお金の出入りを見える化して無駄を省いていくことですから、支出金額さえ間違っていなければ、支払方法はさほど重要ではないと思う派です。
ただし、必要のない課金サービス料金を実は何年も支払い続けていた、なんてことになったら目も当てられないので、特にクレカ・ポイント・電子マネー等の自動払いを多用する方は、明細などの定期チェックは重要!
ということで今回は、楽天キャッシュの残高キープチャージに関する家計簿の書き方をご紹介しました。
この記事がお役にたてましたらうれしいです(^-^)
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