みなさんこんにちは!そうたろ(@minlife2016)です。
ここ数年のあいだに、夫の家族手当を減額させる会社が増えたり、配偶者特別控除の制度拡充などがあって、女性の就労を後押ししようとする機運がずいぶんと高まってきましたよね。
我家もこれまでは、妻(パート)が扶養範囲内で働いていたのですが、つい最近、扶養から外れて勤務先の社会保険に加入することを決意したところです(`・ω・´)
ただそれを決意するまでにすいぶんと悩みましてね。。
扶養を外すことで、夫(僕)が勤め先からもらえる家族手当は廃止されるし、妻がパート給与から差っ引かれる分も増えるしで(社会保険料)、メリットよりもデメリットの方が多いような気がしていたからです。
結局我家は、扶養を外して「もっと働く」「もっと稼ぐ」を選んだわけですが、、、
つい先日、妻が扶養を外してから初の給与明細を持ち帰ってきたことで、我家が一番気になっていたこと=「手取りがどのくらい増えるのか」について、やっとその答えがわかったところです。
ということで今回は、パート妻が扶養外して社会保険加入したら給料はどれだけ増えるのかという疑問に対して、我家の経験談をご紹介してみようと思います(*´꒳`*)
これから扶養を外してもっと働こうかどうか、悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!!
【勤務条件の変化】時給や勤務時間、勤務日数など
妻は某ドラッグストアでパート社員として働いているのですが、まずは扶養を外れたことによる勤務条件の変化についてご紹介しておきます。
(赤字は扶養を外したあとの数字です)
- 時給 870円前後 → 変わらず
- 勤務時間 5時間/日 → 7時間/日
- 勤務日数 18日/月 → 22日/月
- 休日日数 12日/月 → 8日/月
- 合計勤務時間 96時間/月 → 152時間/月

ちなみに、2024年現在の妻の時給は、最低賃金の上昇もあって1,000円を超えています。



当時はボーナスも一切出ないパート社員でした。
【公開】扶養を外したら妻の手取り収入・社会保険料・税金はこうなった!
さて、それでは実際の給与支給明細をご紹介していきます。
(赤字は扶養を外したあとの数字です)
給与総支給額
- 82,842円 → 134,842円
妻はパート社員なので、単純に「時給×働いた時間」が給料になります。
扶養からはずれたことで、ひと月で56時間多めに働いた結果、5.2万円も総支給額が増えたことになります。
「おーっ!!すげえ・・・!!」と一瞬思いましたが、この5万円がすべて手取り額として増えるわけではないんですよね。ここから社会保険料が差っ引かれるので・・・(^-^;
それが次の部分です。
社会保険料
- 健康保険料 0円 → 6,700円
- 厚生年金保険料 0円 → 12,261円
- 雇用保険料 0円 → 399円
みての通り、扶養から外れたことで、合計19,360円の社会保険料が発生することになってしまいました・・・o(T^T)o
ちなみに、社会保険料は給与総支給額のおよそ15%といわれていますが、たしかにそのくらいの数字になっていましたね。
(19,360円/134,382円*100 = 14.4%)
これから扶養から抜けようと考えていて、社会保険料の概算をしてみたい方は、この15%という数字を参考にしてみてください!
税金
- 所得税 0円 → 1,430円
- 住民税 0円 → 0円
所得税は、年収が103万円を超える見込みがあると発生してきます。
今回、扶養を外したことで年収は150万円前後になると思われるので、所得税はバッチリ徴収されることになりますね(笑)
住民税については、ざっくりいうと、前年の年収が100万円を超えると発生してくるのですが、妻の場合は前年年収が100万以下だったため、今年は徴収されません。
が、今年の見込み年収が150万円とすると、来年の住民税はひと月当たり2,000円前後引かれることになると思われます。
1年後の2021年6月より、予想通り、住民税として毎月2,000円前後が徴収されるようになりました(^-^;)
その他
- 800円 → 1,600円
これは組合費など、勤め先特有の控除ですね。
余談ですが、月1,600円を会社に献上したら、それに見合った恩恵が得られるんですかね??
これは僕の勤務先も含めて言えることですが、お金払って組合に加入する意味が、社会人10年目になってもいまだに分かりません。だれか分かりやすく教えてください・・・( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \
手取り総額
- 79,542円 → 110,906円
扶養を外して勤務時間を増やしたところ、結果的に、手取り総額は3.1万円増えましたー!!ヤター(゜∀゜*)ノ━━
・・・って、素直に喜びたいトコロなんですが実はそうもいかない理由があります。
その部分を次項で考察してみました。
【重要】夫の扶養手当&燃料手当廃止を考慮した実質手取りについて
妻を僕の扶養から外したので、僕が勤め先からもらえる以下2つの手当が廃止されることになりました・・・かなしい(´;ω;`)ブワッ
- 扶養手当廃止(6千円×12か月がすべてカット)
- 冬季燃料手当廃止(1.3万円×5か月がすべてカット)
ちなみに冬季燃料手当ってのは、北国特有の手当ですよね。
冬の北国では暖房コストがかさむのでそこを補填してくれる手当です(我家では主に灯油購入費に充ててます。
ということで、これらも加味すると、妻の実質平均手取りは結局こうなるわけです。
- 110,906円 - (6,000円×12か月 + 13,000円×5か月)/12か月 = 99,489円
さて、結論です。
- 勤務時間 ひと月あたり56時間増加(1.58倍)
- 実質手取り ひと月あたり19,947円増加(1.25倍)
つまり「1.58倍多く働いてももらえるお金は1.25倍にしかならなかった」ということになります。



なんか割に合わない気がする・・・(笑)
そうは思いつつ、我家はこの就労スタイルを今後も続けていこうと思っています。その理由を次項でご説明します。
【結論】扶養を外すか外さないか問題の我家的見解
実際に扶養を外してみて良かったか??と問われたら「YES」と答えます。
理由はいくつかありますが、妻が社会保険に加入することで、将来受け取れる年金が増えるはずだし、病気などで長期欠勤することになっても傷病手当制度を利用できるなどのメリットがあるからです。
それと個人的には、時間的&労力的に働ける余裕があるのなら、「どんどん稼いで資産を増やしてそのお金で自分のプライベートを充実させたらいいじゃん!」って思う派です。
家計に余裕ができれば、選択肢の幅が広がりますよね。
美味しいもの食べたり、旅行に行ったり、好きなもの買ったりと、自分や家族で使えるお金が増えます。結果、想い出も人生の経験値も増えてハッピーになれると思うんです。
が、高収入も遊びもいらないミニマムな生活に幸せを感じる人もいるし、このあたりの価値観は人それぞれなので「正解」はありませんよね。
いずれにしても、生活するうえでお金は必要不可欠なわけで、そのためにパートの勤務時間を増やそうかどうか思案している方も多いと思いますが、この記事が読者さんの参考材料になればとても嬉しいです(^-^)
最後までお読みいただきありがとうございました。



労働対価の話はさておき、ウチの場合は扶養外したことで実質手取りは約2.5万円増えた!



「同一労働同一賃金」化が進んで、今後はパート・アルバイトにもボーナスが支給されるようになればいいなって思います!
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