今住んでいる賃貸アパートは、外部に電源や水道設備がないため、釣りやクルマが趣味の私そうたろにとっては厳しい環境でした・・・。
フロントガラスに付着した虫をササっと落とすためだけにコイン洗車場を利用するのは、時間もお金ももったいないです。
また魚血や海水で汚れた釣り道具を、自宅の風呂場まで運んで洗うと、CEOのご機嫌をすこぶる損ねます・・・そりゃそうですよね、魚の生臭さを感じながらのバスタイムなんて過ごしたくない・・・(^-^;)
が、しかし!!!
そんなストレスはもはや過去のハナシでありまして、それはつまり念願のマキタのバッテリー式高圧洗浄機「MHW080DPG2」を購入したからであります!
ということで、こいつを1年間使い倒してみたので、感想レビューをここに報告します(・∀・)ノ
見出し
外観レビュー|ポータブル高圧洗浄機「MHW080DPG2」はコンパクトに収納できて標準付属品も豊富
ちなみに我家は、バッテリーや充電器も付属しているフルセットタイプを買いました↓
本体のみの商品はこちらです(バッテリー・充電器は別売り)↓
製品スペックはこのようになっています↓
- 常用吐出圧力 : (標準モード)5.5Mpa (静音モード)3.0Mpa
- 最大許容圧力 : (ポンプが作り出せる最大の圧力値)8.0Mpa
- 常用吐出水量 : (標準モード)5.5L/min (静音モード)4.0L/min
- 1充電あたりの運転時間 : (標準モード)15分 (静音モード)34分
- 自吸タンク容量 : 50L
では外観をサクッと紹介していきますね!
上が本体、下が自吸タンクになっています。
(長期間使用しない時は本体・ノズル等すべてのパーツを自吸タンク内に収納できます。つまりとてもコンパクトになります!)
標準付属のアタッチメントは4種類で、左から「バリオスプレーランス」「サイクロンジェットノズル」「洗浄ブラシ」「泡ノズル」です。
個人的によく使うのは、「バリオスプレーランス」と「サイクロンジェットノズル」ですね。
これが自吸タンク。自分はいつでもすぐ使えるように常時水を入れっぱなしにしています↓
自吸ホース先端は金属メッシュ状になっていて、大きめのゴミや異物が本体に侵入しないようにブロックしてくれます↓
バッテリーは18Vを2個を使用する36V仕様になっています↓
スイッチを入れるとバッテリー残量が分かります↓
ちなみにマキタのバッテリーは、バッテリー単体に残量ランプがついているので、本体に差し込まなくても残量がわかりますよね↓
今では当たり前の機能なんでしょうが、はじめてみた時は少し感動しました(笑)
洗浄モードは「静音モード」と「標準モード」の2種類あります。ちなみに標準モードの方が水流が強いです。
配置についてですが、我家は台の上に自吸タンクをおいて、台の下に本体をおいています↓
このスタイルだと補水するときに本体を外す手間が省けるし、水も自然落下していくので放水時の息切れ(エア噛み)などが少なくなると思っています。
ちなみに、高圧ホース(本体とガンをつないでいる黒ホース)は標準付属してくる5mなのですが、自分はオプションの延長高圧ホース(10m)をつないで、合計15m体制にしています↓
こうすることで、少し離れて駐車しているマイカーにもホースが届きます!
電源も水道もなくても、物置からホース伸ばすだけで洗車できちゃうなんて素敵すぎる・・(○ˊᵕˋ○)
ちなみにホースの接続部には、こちらもオプションのねじれ防止ジョイントを組んでいます↓
こいつのおかげでホースのねじれをとる作業がかなり削減されました。
自吸ホースのフィルタは本体側にもついており(プラスチックのメッシュフィルタが中に組み込まれている)、細かいゴミが本体に入らないように防いでくれます↓
使用感口コミ|コードレスでも洗浄力は強力!特にサイクロンジェットノズルが秀逸|MHW080DZK
それではいよいよ実際に洗浄していきましょう!(`・ω・´)
釣り用タックルボックスの洗浄
アングラー、特に船釣りをされる方なら共感してもらえると思いますが、こいつは魚の鱗や血、海水などが付着して盛大に汚れますよね・・・(^-^;)
しかも形状が複雑な部分は手洗いもしずらい・・・こういう細かいスキマとか↓
ぶっかけていきます(・∀・)ノ
ちなみに洗浄モードは「標準モード」、ノズルは「サイクロンジェットノズル」です。
洗浄力という点では、この組み合わせが最強のモードとなります。
ノズルの先端が勝手に回転することで、高圧のストレートな水流がサイクロン状になって、対象物にバリバリ当たり汚れを強力に吹き飛ばしていきます。
スキマにもしっかり届いてくれるので最高です(・∀・)ノ
注意点として、この組み合わせは車ボディの洗浄にはおすすめしません。
なぜなら、あまりの水流の強さに塗装やボディ表面を痛めつける可能性があるからです。
また、洗浄力を確かめたいからといって、間違っても水流に手を当ててはいけません。あまりの痛さに泣きをみますよ←実証済み(笑)
ロッドやリールの洗浄
釣行後の竿やリールもこれで洗浄しています。
このとき、リールへの浸水を防ぐためにドラグはしっかり締め込んでおいてくださいね!
ぶっかけていきます(・∀・)ノ
洗浄モードは「標準モード」、ノズルは「バリオスプレーランス」です。
サイクロンジェットノズルだと水流が強すぎて、リールに浸水してしまうリスクがあるので、こちらのバリオスプレーランスに変更しました。
見ての通り、水流が柔らかくなって細かい水を満遍なく当てることができるので、ロッドやリールに付着した塩をしっかり落とすことができます。
動画上では噴射角が扇状に大きく開いていましたが、ノズル先端をひねることで、噴射角を狭めたりと(ストレート状に近づく)調整することができます↓
クーラーボックスの洗浄
こいつも魚の血やぬるぬるなどで盛大に汚れますよね・・・しかもデカイので自宅の風呂場まで運ぶのもひと苦労・・
なのでこいつがあるとめちゃくちゃ助かるわけです。車から降ろして即洗浄!乾燥したら車に戻す!
洗浄モードは「標準モード」、ノズルは「サイクロンジェットノズル」です。ガンガン当てていきます。
みてのとおり、水を当てるとフタが勝手に閉まるほどの洗浄パワーがあります。これで大抵の汚れは吹っ飛びます。
船外機の洗浄
我家は2馬力の船外機を所有しているのですが、海水使用後は必ず外装を洗って塩抜きしています。錆びているエンジンの外装がをみるのは絶対に許せないので!(`・ω・´)
豊富な水量で塩をガンガンかきだしてくれます。
洗浄モードは「標準モード」、ノズルは「サイクロンジェットノズル」です。
高圧洗浄機を使うと、特にヘッド下部の細かいスキマまで水が行き届くので重宝しています。
タイヤの洗浄
洗浄モードは「標準モード」、ノズルは「バリオスプレーランス」です。
鉄板に当たるバリバリ音が水流の強さを物語っています・・・バッテリー式でもここまでできるのかと少し感動・・・(○ˊᵕˋ○)
特に北国では、夏⇄冬でタイヤを交換するので、外した後にこうやって気軽に洗浄できる環境があるとめちゃくちゃ助かります。重たいタイヤを担いでコイン洗車場まで運ぶのは正直もう勘弁です・・・(^-^;)
【連続運転時間】マキタの純正バッテリーを使用してどのくらいの時間使用できるのか?
バッテリーの持ち、気になりますよね。僕が1年間使用してみた結果、体感的な運転時間にはこんな感じです↓
- 軽自動車なら2台
- 大型ワゴンやSUVなら1台
- タイヤ(軽自動車)なら4台分
- 釣り道具なら5回分(我家の場合)
どこまで入念に洗うかによっても運転時間は変わってくるので、あくまでも僕の感覚にはなりますが。
ちなみにマキタの公式サイトによれば、連続運転時間は標準モードで15分、静音モードで34分となっています。
【ここに注意】マキタの充電式高圧洗浄機は使用後に必ず水抜きすること!
最後になりますが、使用後は電源をオフにしたあとに、必ずガンのトリガを引いて、内部の水圧(内圧)を下げるようにしてください。←ここめっちゃ重要!!
水圧をさげてやらないと、内部のパッキンや弁にストレスがかかり、最悪使用不能になってしまう可能性があります。
ちなみにこのパターン、自分は過去に一度やらかしてます・・・(笑)
水圧を抜くのを忘れてしばらく放置していたところ、電源ランプは点くのにモーターが全く回らないという状況になりました。
メーカーに問い合わせてみたところ、はっきりとした原因はわからないがそのことが原因となった可能性はあります、とのことでした。幸いにも無償修理で対応してくれたので助かりましたが・・・(^-^;)
今、購入して1年半ほど経ちましたが、今のところ上記以外の不具合は起きていません。
耐久性の部分はこれからも使用していかないとわからないですが、とにかく電源も水道もない場所で、高圧洗浄作業ができるようになり、今はめちゃくちゃこいつに助けられています。高い買い物でしたが、買って正解でした(^-^)
バッテリーや充電器も含むフルセットはこちら!(我家はこっちを買いました)
バッテリーや充電器はいらないから本体だけでいいよ、って方はこちらをどうぞ!
【おすすめポータブル高圧洗浄機】ケルヒャーやアイリスオーヤマも見逃せない!
という方向けに、他のメーカーの製品も調べてみました!
【アイリスオーヤマ】充電式ハンディウォッシャー|コードレス&タンクレス|JHW-201
こちらはタンクレスタイプで、バケツに水を貯めておいてそこから吸水して使うタイプです!
水圧は「直噴」「シャワー」「拡散」と3段階に切替でき、ハンディタイプとしては吐出圧力2.2MPa、吐出水量1.8L/minと、トップクラスの性能を誇るようです。
バッテリーと充電器が付属していながら、なんと1.5万円前後と価格は激安!!(((( ;゚д゚))))
ベランダやお風呂で使ったり、また車で持ち運んだりと、気軽に移動・携帯できるのがいいですね。
【ケルヒャー】バッテリー式|モバイルクリーナー|ハンドヘルドクリーナー|KHB5
高圧洗浄機といえばケルヒャーを真っ先に思い浮かべる方も多いと思います。この分野のパイオニアメーカーですよね(^-^)
ケルヒャーのバッテリー駆動&ハンディタイプクリーナーは、このように見た目がスタイリッシュで個人的にはとても好みです。
基本的に蛇口から吸水するようですが、自吸ホースを組み合わせればバケツ自吸も可能です。またノズルは標準タイプ以外に、マキタと同じサイクロンジェットノズルも付属するのが嬉しいです!
許容圧力2.4MPa、吐出水量3.3L/minと、アイリスオーヤマをしのぐ性能はさすがケルヒャーといったところですね。
【ケルヒャー】バッテリー式|家庭用マルチクリーナー|OC3
ケルヒャーの最軽量・最小サイズの製品です!
釣り系YouTuberもよく使っているように、スポーツ・レジャー製品をお気軽に洗浄したいときには、うってつけのポータブル洗浄機ですね(・∀・)ノ
充電式のリチウムイオンバッテリーで駆動し、水圧は水道水の約2倍、タンク容量は4Lと小ぶりなので携帯性に優れます。本体重量は2.2kgと他の製品と比べてもトップクラスに軽いです。
個人的には、車中泊やキャンプの時にも重宝しそうだなと感じます。
【ケルヒャー】コードレス|ポータブル高圧洗浄機|K2
こちらはケルヒャーのガチモデルです!
最大許容圧力はなんと11MPa、吐出水量も5.6L/minと、マキタの充電式高圧洗浄機を超えるパフォーマンスを発揮します・・・Σ(゚Д゚;)
こちらもオプションの自吸ホースを接続すればバケツ吸水が可能、バッテリーや充電器などすべてセットになっており、ノズルも1ジェットノズルとサイクロンジェットノズルの両方が付属します。
タンクはいらないけどマキタと同等以上のスペックが欲しい!という方にとっては最有力候補の製品になるのではないでしょうか。