今年2020年も、待ちに待ったアキアジシーズンがすぐそこまでやってきました・・・!!(〃ω〃)
サーモンフリークの自分としても、この釣りは、1年を通して最もエネルギーを費やす釣りでして、いまからタックルや餌に準備に余念がありません・・。
さて今日は、そんな本格シーズンを目前にしたサケ釣りにおいて、欠かせない道具の一つをご紹介したいと思います。
自分自身、購入してから3年間愛用してきた、アブガルシアのアキアジ専用ロッド『NORTHFIELD AKIAJI』について、どこよりも詳しい(?)評価レビューをお届けします。
アブガルシアのアキアジ専用ロッド『NORTHFIELD AKIAJI』シリーズを買った経緯
NORTHFIELD AKIAJIは、スウェーデン発祥の老舗釣具メーカー「AbuGarcia」が、北海道で企画・テストし、サーモンフィッシングに特化してつくったアキアジ専用ロッドです(2016年誕生)。
僕がアキアジ釣りをはじめたのは2016年なのですが、当時は、知り合いから譲り受けた「ブルーヘブン」のロッドを使っていました。
人生ではじめてアキアジを釣り上げたロッドだったこともあり、とても気に入っていたのですが、1年使用したところで、繫ぎ目の部分が折れてしまい天に召されました・・・( ;´ω`)チーン
さて2代目をどうしようか、、、と思案していたときに、北海道のサケ用ロッドのなかではおそらく最もメジャーであろう、ダイワの「リバティ―フォース」シリーズを当初検討していたのですが、、、
そんな悪い輩のささやきもあって、数種類のロッドを候補にあげて比較・検討し、最終的に購入したのが、今回紹介している『ノースフィールド アキアジ』でした。
ちなみに『ノースフィールド アキアジ』シリーズは、現在4商品を展開しており(10~13ft)、僕が買ったのは12ftモデルです。
実売価格(ネット)で比較するとこんな感じ↓
- 「リバティ―フォース」 1万円前後
- 「ノースフィールド アキアジ」 1万7千円前後
「リバティ―フォース」はお財布にもやさしいエントリーモデルですが、『ノースフィールド アキアジ』は、価格面・スペック面ともに、ワンランク上に位置づけされるミドルモデルといえます。
3年間使い込んで分かった『ノースフィールド アキアジ』のおすすめポイントまとめ!!
ということで、3年間振りまくってきたこのロッドの使用感をまとめてみます!
とにかく頑丈!壊れない!強靭!ハードな使用環境にも負けない耐久性
このロッドを使って出撃した回数は、3年間でおそらく80回ほどだと思います(すべてアキアジ狙い)。
自分はどちらかというと、港よりも河口やサーフなどの「立ち込む釣り」が好きなので、そのフィールドは、必然的にゴロタ場や岩礁帯も多くなるのですが、、、
釣行中に、石につまづいて転倒&ロッドを地面にたたきつけたり、魚を陸に引き上げる際に岩でロッドをたたいたり、キャストの際に隣人の竿とバッティングしたり、、、
まあそれはそれは数えきれないほどのダメージを与えてきました・・。
もちろんそれに加え、バラシも合わせれば200本を超えるサーモンとこれまでファイトしてきたけですが(どんだけバラしてんねんw)、4年目を迎えた今もちゃんと現役で活躍していますよ。
この強靭性の背景には、このロッドの98%というカーボン含有率の高さや(※リバティ―フォースは70%前後)、アブ独自のXカーボンテープ製法(45度/135度の斜め方向からX状にカーボンテープで締め上げる=しなりや捻じれに強い)などの恩恵があると思われます。
自重は決して重すぎることはないし「軽さが正義」とも思わない!
ノースフィールドシリーズの自重スペックがこちら↓
- NFAS-1002MH(10フィート) 266g(-19g)
- NFAS-1102H(11フィート) 283g(-57g)
- NFAS-1203H(12フィート) 343g(-32g)
- NFAS-1303H(13フィート) 373g
赤文字のカッコ内の数字は、リバティ―フォースと比較したときに自重の差です。※リバティ―フォースに13フィート商品の展開はない
つまりノースフィールドシリーズは、リバティ―フォースシリーズよりも「20~60gほど軽い」です。
どうなんでしょう、、、僕自身はあまり軽い竿は使ったことがないですし、AM3時~夕方まで降り続けても苦になりませんが(コイツに慣れてしまったからか)、、、
この自重じゃ重すぎるよ!!って方もいるかもしれませんね。
一般的に、竿の「重さ」と「価格」は反比例の関係にありますが、お金に余裕があるなら、もっと軽くて丈夫な竿はたくさんあると思うので、そちらを検討すればいいと思います!
ただ僕自身はアキアジでこれ以上高価な竿は絶対に使いません。
自分は肩と肩がぶつかるような「激戦区フィールド」でやることも多いので、竿同士のバッティングによる損傷も十分想定されるるからです。
そんなフィールドで、7万も8万もする高価な竿は落ち着いて振れませんです・・・( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \
Fuji Top SiC guide(富士トップガイドSiC)搭載なのでPEラインも安心して使用できる!
ロッドのラインを通すリング状のパーツのことを「ロッドガイド」といいますが、ノースフィールドフィールドシリーズは、先端のロッドガイドがSiCガイドになっています!
従来のOリング(酸化アルミニウム)と比較すると、SiCガイド(シリコンカーバイト)は上記のようにメリットがいっぱいです。
シリコンカーバイトはダイヤモンドにつぐ硬さを持つ物質で、リングに遣われる材質としては最も硬いです。そして熱伝導率も従来のハードリングの5倍以上と非常に高いので、ラインとの摩擦で発生した熱を即放出でき、ラインへのダメージを最小限に抑えてくれます。
ちなみにリバティ―フォースシリーズは従来のOリングを採用しています(SiCガイドではない)。
遠投性は申し分なし!掛けた鮭のコントロールもしやすい!
自分のは12ftモデルなのもあって、遠投力は十分だと感じています。
自分はルアーは45g前後、ウキサイズはLL、タコベーは2号(ダブルフック)、PEラインは3号とわりとヘビーな仕掛けですが、40〜50mは飛ばすことができています。
またサーモン専用モデルということもあって、魚を掛けたあとのやり取りにも余裕を感じます。
十分なバッドパワーのおかげで、複数回鬼アワセを決めても、ドラグフルロックでゴリ巻きしても、ロッド自体の限界は感じたことはありません(7kgオーバーとかバケモノサイズになるとまた話は変わると思いますがww)。
魚が暴れても、適度なしなりと復元力で上手にいなしてくれます。このあたりはさすが専用モデル・・・といったところです。
【まとめ】サケ釣り用ロッドとしてのコスパはトップクラスじゃないか?と感じています
僕はこの竿を2017年に17,000円ほどで購入し、100本を超えるアキアジとやりとりしてきました。
さすがにガイド根元には小サビが浮いてきたし、ボディに小傷などもありますが、、、まだまだ実戦で十分使えるコンディションは保てています。
もちろん釣行から帰ってきた際には、ちゃんとシャワーで水洗いして潮抜きはしていますよ!
(フィールドが河口であれば、帰り際に河口の真水で洗えるので楽ちん!!)
そうしたメンテを怠らなければ、何年も使い続けられるロッドだということが分かり、こいつのコスパの良さをひしひしと感じているところです。
この竿1本で、今後アキアジを何本あげられるのか、記録をどこまで伸ばせるのかが楽しみでなりません!!
【2021年9月追記】ついに竿先折れる!しかし修理代(交換対応)は安く済みました
2021年のアキアジ2戦目のとき、キャストした瞬間に「バキッ」と異音がして、ついに召されました・・・(´;ω;`)ブワッ
僕のロッドは12ftの3本つなぎなのですが、1本目が(穂先)みごとに真っ二つに折れました(笑)
それまでに111本のアキアジを釣り上げていましたが、さすがに疲労が溜まっていたようです・・・(^-^;)
残念ですがしょうがないですね・・・むしろこれだけの釣果に貢献してくれたのは御の字以外の何者でもないかと。感謝でございます。
で、これだけ見事に折れるとここから修理するのも無理なので、最初は新品に買い換えようと思いましたが、調べてみると竿先だけパーツ購入できるのですね。
3本分割ロッドなので、根本/中間/竿先とそれぞれパーツ購入でき、新品購入よりも安く済みます!よかった・・・。
早速、近くの釣具店にいって竿先だけ注文したところ5千円ですみました・・・新品価格の3分の1以下!!
1週間ほどで届きまして、その後のサーモンフィッシングにも再びバリバリ活躍してくれています。
みなさんもしロッドが折れた時は参考にしてみてくださいね!
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