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【船外機メンテナンス】トーハツ2馬力のエンジンオイル交換方法

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2021年にトーハツの2馬力船外機(MFS2C)を新品購入してから1年が経ちました。

昨年はアキアジ(秋鮭)釣りメインで5回ほど海に出たので、エンジンオイルもそこそこ汚れているはず。。

ということで、はじめてのエンジンオイル交換をセルフでやってみたので、備忘録も兼ねてトーハツ2馬力船外機のエンジンオイル交換方法を書き記しておくことにします。

そうたろ

ボートフィッシングも楽しいけどこの機械いじりしてる時間もすきだな。

とらまる

セルフメンテできれば工賃はタダだし一石二鳥にゃ!

目次

トーハツ2馬力(4ストローク)のエンジンオイル交換タイミング

取説には、基本的なエンジンオイル交換時期は「稼働100時間もしくは6ヶ月間の早い方で実施」と記載されています。

が、船外機メンテナンスのプロである「ゴムボくらぶ」さんも言っているように、船外機のオイル量は300cc前後と少なく、財布にもやさしいので、オイル窓からオイルをみて汚れていれば早めに交換してもいいと思います。

ちなみに、エンジンオイルを交換せずにそのまま使用していると、オイルが劣化して本来の役割を果たせなくなり、さまざまな不調を引き起こしかねません。

具体的には、燃費が悪化したり内部部品が摩耗しやすくなります。

最悪の場合、エンジンが焼き付く可能性もあり、特に水上で使う船外機の場合、状況によっては致命的な事態になりかねません。

ということで、定期的なオイル交換はめちゃくちゃ大切なのはいうまでもありません。

そうたろ

うちはそこまで使用頻度は高くないので1年おきの交換にしています。

エンジンオイル交換に必要なもの

以下、エンジンオイル交換に必要なもの・あると便利なものです。

  • エンジンオイル
  • 10mmメガネレンチ
  • じょうごや漏斗(蛇腹タイプのオイルノズルでも可)
  • 廃油処理用のウエスやオイルパック
  • 排油&給油用のボトル2個(あると便利/うちはダイソーで購入)
  • ドレンボルト/ドレンワッシャー(必要に応じて)

エンジンオイルはコスパの良い1.0Lタイプを買いました。

エンジンオイル交換の方法・手順

数分の暖気運転を行いオイルを温める

オイルを排出させやすくするために、まずは数分間の暖気運転をしてオイルを柔らかくします。

ちなみに、これはトーハツ2馬力とは別の水冷式の船外機を暖気運転している動画なんですが、水冷式の場合は、こんなふうに水のなかに船外機を突っ込んで(内部に水を循環させて)運転させることが大切です。

そうたろ

水冷式は、内部に水を循環させないとエンジンが焼き付いてしまいますので。

エンジンを直立状態にする

暖気運転が終わったら、安全に作業できるようにエンジンが冷えるのを待ちます(ヤケド防止)。

そしてエンジンが直立状態になるように、スラストロッドのピンを下の写真の位置にずらします。(直立状態にしないとオイルレベルが斜めになってしまうため、正確なオイル量がわかりません)。

古いオイルの排出

10mmのメガネレンチを使ってドレンボルトを緩めます。

ちなみにスパナやモンキーレンチは、ボルトヘッドをなめる可能性があるのでおすすめしません。ヘッド全体をホールドできるメガネレンチが確実です。

オイル受けは、ダイソーのプラボトル(液体キーパーL)を買ってきました。

食品向けのボトルですが、目盛もついているのでオイル量がわかって便利です。

余談ですが、ドレンボルトの締め付けは思った以上に固く、メガネレンチの端をハンマーで軽くコンコンと叩いてようやく回りました。

古いオイルを排出します(エンジンを前傾させるとさらに出てきます)。

数分放置。そこそこポタポタが止まったら次にすすみます。

ドレンボルトを締める

取説にはドレンワッシャーは(写真上)毎回交換とありますが、今回は再利用することにします。

ゴムボくらぶさんによれば、トーハツはアルミ素材のワッシャーのため、よっぽど痛まない限りは再利用でOKだそうです。

このあたりは、船外機にかかわらずどんなエンジンでも共通ですよね。

トーハツはアルミのパッキンなのでよほど傷まない限りは再利用で大丈夫ですよ👍
ドレンボルトはスパナやモンキーは使わず、メガネやラチェットを使ってれは滑らないので再利用でオッケーです👍
ギヤオイルのガスケットは毎回交換してます。

— ゴムボくらぶ@北九州 (@gomubo_club) November 5, 2021

ドレンボルトもワッシャーもパーツクリーナーできれいに清掃しておきます。

さて、ドレンボルトにワッシャーを組み込んで、再びエンジン本体に締め付けます。

取説によれば、ドレンボルトの締め付けトルクは、18.0Nm(1.8kgf-m)となっています。

またトルクレンチが利用できない場合は、座面にあたるまで手でねじ込んだあと、さらにレンチで1/4〜1/2回転ほど締め込むようにとあります。

トルクレンチがなかったので、手回しで作業しましたが、うちの場合は、座面から1/8回転ほどしか回せませんでした。

締め込みすぎてネジがなめってしまうと最悪なので、これ以上締め込むのはやめました。

新しいオイルの充填

古いオイルは280mlほど抜けたので、同じボトルに同じ量の新しいオイルを用意します。

このように抜いた量と入れる量を同じにすることで、オイル量が過不足になるのを防ぐことができます。

そうたろ

オイル窓をみながらオイル缶から直接入れてもいいけど、ちょうど良いラインにあわせるのが案外難しい・・・汗

そうたろ

オイル窓からみるオイルはそんなに汚れてなさそうにみえたけど、こうやって比べると結構汚れてるものですね。

オイルは多すぎても少なすぎてもだめ

オイル量は少ないとエンジンに悪影響なのは容易に想像できると思いますが、多すぎても悪影響があります。

オイル量が多いと、オイルをかき上げて潤滑させる役割を担っているコンロッドが(ピストンとクランクシャフトを連結している部品)常にオイルと接触してしまうことで、オイルの油温が上がる→潤滑性能が落ちる→燃費が悪化したり部品摩耗が加速する可能性がありますし、また入れすぎたオイルがシリンダー内部に侵入してしまうことでガソリンと一緒に燃焼して白煙を噴くこともあります。

新しいオイルはこの黄色キャップを外して注入します。

写真ではわかりずらいですが、注入口までは結構距離があるので、オイルジョッキや長めの漏斗(じょうご)がないと作業は厳しいです・・・(^-^;)

今回はそんな便利な道具がなかったので、トーハツオイル缶に付属していた蛇腹ノズルをつかって入れました。

オイル交換完了!!

やはりオイルを入れ替えると、オイル窓からみえるオイルも交換前より透き通ってみえます!これでまた安心して海に出れます\(^^)/

交換前。

交換後。

【さいごに】トルクレンチを使ったほうが安全に締め込みできると思います

今回、我家はトルクレンチがなかったので、手回しでドレンボルトを締め込みましたが、やはりトルクレンチはあったほうがいいのかなと思っています・・・(^-^;)

というのも、もし手回しで締め込みすぎてしまい、ボルトのネジではなく船外機側(ボディ側)のネジ山がつぶれてしまうと、修理には大きな費用がかかるからです。

そうたろ

取説だと座面から1/4〜1/2回転とありましたが、実際には1/8回転ほどしか回らなかったし・・

うちみたいに車のタイヤ交換もセルフでやる人は、そちらでも使えるので、一台持っておいて損はないと思いました。

ということで、はじめての2馬力船外機オイル交換は無事完了することができました。

みなさんも確実なセルフメンテナンスで、安全で楽しいボートフィッシングライフを(^-^)

他の箇所のメンテ方法についてもまとめておりますのでよければご参考ください\(^^)/

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