この記事は私・よめしゃちょうが書かせていただきました!
サラリーマンの方の給与は、所得税や、健康保険や厚生年金などの社会保険料が、給与総額から天引きされて支給されるのが一般的ですよね。
でも自営業の方だと基本的に、所得税は翌年の確定申告後に支払うのが一般的ですし、また国民健康保険や国民年金保険もじぶんで支払う必要があります。
つまり、サラリーマンのようにあらかじめ天引きされるという概念がありません。
収入は売り上げ金額を書けばいい?それとも天引き後の手取り額を書けばいいですか?
所得税額は家計簿に書いたほうがいいですか?社会保険料も家計簿に書いたほうがいいですか?
ということで、今回は自営業5年目(妻)である我家の家計簿をもとに、自営業の収入や税金、社会保険料などの家計簿の書き方について、我家の考え方をまとめてみました!
収入は売上金額でつける?所得金額でつける?
自営業の方ですと、モノやサービスが売れると売り上げが発生しますが、当然ながら、その売り上げがまるごと自分の手取りになるわけではありませんよね。
そこから事業に必要な経費を引き、さらに保険料や税金などが差し引かれた金額が、最終的に手取り額になるとおもいます。
最初から保険料や税金が差し引かれた状態で給料が支給されるサラリーマンとは、そこがちがうところですね。
サラリーマンであれば、家計簿の収入欄には「手取り金額」を書けば問題ありませんが、、
それでは、自営業の場合はどの時点での収入を書けばいいのでしょうか?
これはあくまでも我家のやり方になりますが、我家ではこんなふうに売り上げ金額をそのまま家計簿の収入欄に書くようにしています。
その理由として、我家の場合、経費や社会保険料についてもすべて家計簿に支出として書いているので、そうすると必然的に収入は売上金額ということになります。
売上から経費を差し引くことなく、発生した事実(売上)をそのまま記録していくだけなので、ルールとしてはとてもシンプルだと思います。
経費や社会保険料は家計簿には書かない!という自営業の方もいらっしゃいますが、我家としては逆にすべての記録を家計簿に書いておきたい派なので、そういう運用をしております。
そのあたりの考え方については、こちらの記事にまとめましたのでよければご参考くださいませ(。ᵕᴗᵕ。)”
また売上金額と一言でいっても、毎月決められた日に売り上げが確定するものもあれば(アフィリエイトなど)、その都度取引が成立して売り上げが発生するものもありますよね(自社商品の販売など)。
そういった売り上げに関しては、その件数が多いと、家計簿の収入欄を埋め尽くしてしまうことになるので、収入欄にはその月の売上合計額だけを書いておけばいいと思います。
これで件数の多い売上履歴も一行書くだけですみます。
そして詳細な取引履歴については(取引日/発生金額/お客様情報など)、別途他の様式にまとめておくとスマートに運用できるかと思います(我家はそうしています)。
国民健康保険料は家計簿にどうやって書けばいい?
国民健康保険料の納付書(通知書)は、毎年6月ころに送られてきて、普通徴収の場合は、6月から翌年3月までの年10回に分けて納めるのが一般的だと思います。
我家の場合、私・よめしゃちょうは個人事業主ではありますが、パート社員として会社に勤めていることもあって、勤務先で社会保険に加入しているので、実は国保の納付義務はありません。
ですが、もし我家が国保を納付するとすれば、家計簿にはこう書きますというサンプルをご紹介したいと思います。
家計簿には支出(固定費)として、こんなふうに書くと思います。
国民年金保険料は家計簿にどうつければいい?
自営業歴が長い方であれば、毎年4月頃に国民年金保険料の納付書が届くと思います(4月分から翌年3月分までの計12ヶ月分)。
先にも書きましたが、私・よめしゃちょうはパート先で社会保険に加入しているので、国民年金保険を納めることはありません。
でももし今後、パート先を辞めて、完全に個人事業主として第一号被保険者になり、国民年金を納めることになったとしたら家計簿にはこんなふうに書くと思います。
所得税は家計簿にどう記録する?
個人事業主の場合、確定申告書を所得が発生した翌年の2月16日から3月15日までに提出する必要があり、確定した所得税額は原則として3月15日までに納める必要がありますよね。
社会保険料の納付と違って、所得税は1年に1回だけ納めるんだね!
ちなみに恥ずかしながら我家の場合、自営業の所得が低いので、これまでに個人事業主としての所得税は発生したことがありません・・(^-^;)
(所得は黒字化できていますが青色申告特別控除により毎年課税所得はゼロになってしまいます汗)
ですが仮にもし所得税を納めることになった場合は、こんなふうに書きます。
【さいごに】エクセル家計簿をつけていたら確定申告の帳簿作りに役立つことがわかった
通常、自営業の人であれば、なにか取引が発生した場合には、確定申告に必要な帳簿(仕訳帳など)にその履歴を必ずつけていると思います。
一方で我家では、もともとエクセルで自作したテンプレートで家計管理をしていたため、その家計簿に自営業で発生した売上や経費もまとめて書くようになりました。
そして、青色申告書類を作るときは、このエクセル家計簿のデータをもとにすべてエクセルで作っており、今やエクセル家計簿は個人事業を営むうえで欠かせないツールとなりました。
実際には、家計簿テンプレートのなかに、事業で発生した売上データや経費データだけを抽出できる仕様を追加しており、これにより帳簿の作成作業を大幅に効率化できています。
具体的には以下のように、「按分比率」「勘定科目」「売上/経費」を追加して、確定申告に必要なデータだけを抽出できるようにしています。
ちなみに按分比率[%]というのは、支出額のうち、事業用として使った割合(経費として計上する割合)を意味します。
「売上/経費」のセルには、「実際に発生した金額 × 按分比率」を満たす数式を入れています。
これにより1年分のすべての支出のなかから、事業に関する経費だけを一瞬で抽出できるようになります。
ですので、エクセルの基礎的な操作ができる方で、家計管理と事業管理を効率的に行いたい方は、エクセル家計簿が有益なツールになるかもしれません。
エクセル家計簿から帳簿を作ってみたときの体験談もまとめています。
この記事が自営業の方の参考になりましたらうれしいです(^-^)
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