- クレジットカード会社から付与されたポイントは収入に含めたほうがいい?
- 他人からいただいたご祝儀やご厚意は収入に含めてもいい?
- 投資で得られた株主優待や配当金は収入として扱ったほうがいい?
そういった質問を読者さんからいただくことがあります。
我家の答えとしては「No」です。これらは収入として扱うことはありません。
今日は我家がそう考える理由を書いてみようと思います。
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【はじめに】どんな収入をベースに家計を運営していくのかハッキリさせる
ざっくりいえば、収入から支出を差し引いたのが貯蓄となり、この貯蓄という数字をいかにして大きくしていくかを考えるのが、家計簿の役割だと思っています。
うちは上図のように、エクセルで年間収支表という収支一覧表をつくって、家計を分析したり戦略を練ったりしています。
言うまでもなく、収入は家計運営のためのベース資金となるものであり、その収入の種類は各家庭によって様々ですが、いずれにしてもどんな収入をベースにして家計運営していくのか、その基本の部分をまずはハッキリさせておくべきだと思うんですよね。
ちなみに我家はこの3つの収入をベースに運営しています。
- 夫(僕)の給与収入
- 妻のパート収入
- 妻の個人事業による収入
逆にいえば、これ以外に収入があっても家計簿には計上しない、というのが我家のルールです(例外はありますが)。
たとえば、各種付与ポイントやクーポン、宝くじの当選金、株取引の利益などがあったとしても、家計簿には計上しません。
これらの臨時収入はラッキー要素が強いし一時的なものだから、家計簿の収入として扱うのはふさわしくないと思うのがその理由(各種ポイントなどはそもそも集計するのがめんどくさい上に少額なのでやる気がしない笑)。
2021年7月より、楽天ポイントについては「収入として扱う」ことにしました!
我家が楽天経済圏を利用しているため、最近だとひと月あたりの1万ポイント以上の付与があることと、楽天モバイルや楽天でんきはすべてポイント払いしていることもあり、いまや楽天ポイントが、我家の家計運営に必要不可欠な存在になっていることがその理由です。
これらを収入として扱ってしまうと、そのときだけは収入が増えて家計が好転したように見えますが、そんなウワベだけをキレイに着飾った家計簿じゃ意味がなくて、重要なのは、継続収入を増やすことと、支出のムダを今より減らすことの2点だと思うんです。
そのために月ごとに、あるいは年ごとに収入や支出を比較して改善していくわけですが、先に挙げた臨時収入を含めてしまうと、自力収入の増減がいくらあったのかが分かりずらくなるし、貯蓄が増えたとしても、それが収入増によるものなのか支出減によるものなのかがボンヤリしてしまうんですよね。
【具体例】家計簿に計上する自力収入と計上しない臨時収入の区別
- 自力収入 → 自分たちの労働力を資本にして稼いだ収入
- 臨時収入 → 上記以外の一時的に得られた収入
我家はこんなルールでやっています。具体例を出すとこんな感じです(あくまでも我家の場合であって正解はないです)↓
自力収入の例(家計簿に計上)
給与収入、パート収入、個人事業(ブログ運営)による収入など。
臨時収入の例(家計簿に計上しない)
各種ポイント、クーポン、割引券、優待券、ご祝儀、ご厚志、お見舞金、助成金(補助金)、保険金、一時的な投資収益、ギャンブル収益など、自力収入以外すべて。
臨時収入の履歴・残高管理方法
家計管理に臨時収入は含めないことにしていますが、そのままでは臨時収入の履歴も残高も「宙ぶらりん状態」になってしまうので、それを避けるために以下2つの管理をしています。
臨時収入履歴
臨時収入を受け取った日付や金額などの情報をその都度エクセルに入力しています。※ピボットテーブル化はしていません(履歴を残すだけで完了)
(ポイントやクーポンなどオマケ程度のものはメンドクサイので記録していませんw)
自力収入+臨時収入を合わせたすべての資産残高を資産管理表で見える化
資産管理表は、今現在もっている金融資産をすべて集計して見える化したものです(2019年12月分)。
自力で稼いだお金(自力収入)とそれ以外のお金(臨時収入)を含む、つまりすべてのお金を一緒くたにして管理しています。
資産管理表のポイントについてはこちらの記事にもまとめてあります。
【まとめ】年間収支表は家計分析ツールとして、資産管理表は残高確認ツールとして使う!
まとめるとこのようになります。
- 家計簿(記録シート・年間収支表) → 自力収入ベース
- 臨時収入履歴 → 臨時収入ベース
- 資産管理表 → すべての金融資産がベース(自力+臨時+その他すべて)
このように収入の扱い方を区別することで、各ツールの目的もより明確になってきます。
- 家計簿 → 家計を改善していくための分析ツール(臨時収入に頼らない安定した家計運営を目指す!)
- 資産管理表 → 保有している金融資産残高の確認ツール(純資産の増加をただひたすら追求する!)
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは!私も家計簿が巡り巡って、エクセルに落ち着きつつあり、再チェックしているところで、こちらのホームページに辿り着きました!
ピポットテーブル活用、私もコレしよう!と思わさせていただき感謝感謝です。
管理人さまに質問ですが、臨時収入は「別」扱いされている件は納得しました。
気になるのは、特別支出的なものはどうされているのでしょうか。日常の記入シートに記入、でしょうか。それとも別扱い?
※特別支出とは、我が家的には1~10年に1度の支出などです(冷蔵庫10万とか車検10万、固定資産税、入学時の机5万、などなど)これらの非日常を、日常家計簿に加えているか。
また、記事など書いていただけると嬉しいです(^^)
Atsuさん、エクセル家計簿に共感してもらえてうれしいです(^-^)
ピボットテーブルは本当に神機能なので、是非習得してみてください!
特別支出の件ですが、参考までに、我家では基本的に「すべての」支出を計上しています。
家電や車検などは高額になりがちですが、それらの支出も織り込んだ上での予算編成や家計運営をしています。
しかしこれまでに一度だけ計上しなかった支出がありましてそれは「車購入費」ですね。
百万単位のお金が一気に減り、年間収支がずっとマイナスになってしまって、みていてあまり気持ち良いものではなかったので(笑)計上しないことにしました。
結局、計上するかしないかは個人の裁量になります。お好みですね。
参考になれば幸いです。