みなさんこんにちは!そうたろ(@minlife2016)です。
個人事業主として4年目になった妻ですが、開業初年度からずっとe-Taxで確定申告(青色申告)してきました。
4年目ともなれば申告作業もサクッと終わるよねーそうだねー!!
なんて言ってたのも束の間、夫婦であーでもないこーでもないと迷走しながら、PCとにらめっこすること二時間ようやく完了しました・・・つまり入力要領はほぼ忘れていました(^-^;)
ということで来年の申告のためにも、備忘録として入力要領を残しておこうと思いました。
この記事が、e-Taxで青色申告したいフリーランスの方の参考になれば嬉しいです(^-^)

見出し
【はじめに】今回申告する収入と所得控除について
収入について
- 事業収入
- 給与収入
妻は、事業収入(ブログ運営)のほかに、給与収入(パート社員)もあるので、今回申告する収入はこの2つになります。


所得控除について
- 基礎控除
- 社会保険料控除
今回、妻名義で申告する所得控除は上記2点のみです。

【用意するもの】パソコン|カードリーダー|マイナンバーカード|青色申告決算書
うちは自宅ですべて申告を完結させたいので一応フルセット(?)用意しています。
- パソコン
- ICカードリーダーライター
- マイナンバーカード
- 青色申告決算書
②のICカードリーダー/ライターは、安心・定番のPaSoRi「RC-S380」を使っています。(PCのUSB端子に挿して使います)
また我家にはありませんが、新モデルの「RC-S300」は、Windows に加えて、今まで長らく非対応だったmacOSにも対応したとのことなので、特にmacユーザーにはこちらがおすすめかと。
④の青色申告決算書は特に説明は不要ですよね。フリーランスの申告には欠かせない帳簿です。これがないと申告できません。
ちなみにうちは無料の会計ソフト「エクセル簿記」を使って作成しています。
フリーランスがe-Taxを使って青色申告(確定申告)するための全手順
それではいよいよ本題といきましょう!

作業前の事前確認
まずは国税庁の確定申告書等作成コーナーにアクセスして、作成方法を選択します。
今回我家は、前年の申告書データ(dataファイル)をもとに作成したいので、「保存データを利用して作成」を選びました。


「 過去の年分のデータ(dataファイル)を利用して新規作成」したいのでそれを選択。


税務署への提出方法を選びます。

作りたい申告書の年分を選択。

申告書のタイプを選択します。


今回は「マイナポータル連携なし」でいきます。
マイナポータル連携は、年末調整手続や所得税確定申告手続について、マイナポータル経由で、控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、各種申告書の該当項目へ自動入力する機能です。(マイナポータルは政府が運営するオンラインサービスのことです)


事前準備や推奨環境についての説明があります。
今回、我家が使用する端末はwindows10搭載PCで、ブラウザはGoogle Chromeなのですが、特に問題ないようですね。


マイナンバーカードの認証。

パスワード入力。

登録情報が表示されます。


過去年分の決算書のdataファイルを読み込みます。
その場合はイチからの新規作成になるので、作業前の事前準備にもどり、作成コーナートップ画面の「作成開始」ボタンをクリックして作成するようにしてください。

データを読み込んだら本人情報が表示されるので確認します。

読込項目のチェックを確認します(読み込む必要がない項目だけチェックを外します)。

青色申告の決算書・収支内訳書をつくる
まずは、個人事業に関する申告書を作っていきます。青色申告ではおなじみの「決算書」というやつですね。
提出方法や作成したい書類を選択します。

青色申告決算書には、3つの種類があるので自分にあったものを選択して編集(入力)します。
- 一般用(我家はこれ)
- 農業所得用
- 不動産所得用

決算書を作っていきます。
決算書については、我家の場合は基本的に、事前にエクセル簿記で作成したものをそのまま手入力していくだけ。かんたんです(^-^)♪
まずは「売上(収入)金額」をクリック。

売上金額を手入力していきます。

必要に応じて経費を入力。

減価償却費のところにある「読込内容を確認」をクリックしてみましょう。


今回申告する減価償却費を算出しなければならないので「修正」をクリック。

「本年中の償却期間」を入力します。車は一年を通して事業に使用しているので「12ヶ月」と入力。

今回申告したい「減価償却費」が無事に算出されました。

損益計算書にも「減価償却費」がちゃんと反映されましたね。

つづけて地代家賃の「読込内容を確認」をクリックしてみましょう。


必要事項を入力します。
- 権 ⇒ 権利金
- 更 ⇒ 更新料
- 賃 ⇒ 賃借料

地代家賃が反映されました。
我家の場合は、これで損益計算書の入力は完了なので「入力終了(次へ)」をクリック!



65万円の青色申告特別控除を受けるための条件について、いま一度確認しとけよーっていう国からのメッセージです。

以下のどちらかに該当すること
- 電子帳簿保存を行うこと
- e-Taxで申告すること(我家はこっちに該当)


希望する青色申告特別控除額などを入力します(10万円/55万円/65万円から選ぶ)。


貸借対照表を作成します。
エクセル簿記で作成した貸借対照表の数字を手入力するだけです。かんたん(^-^)♪

65万円の特別控除が適用されて、所得金額がゼロになりました。OK!


住所や氏名などの確認を求められます。


e-Taxの送信方法について、以下のどちらかを選ぶ必要があるみたいです。我家は市販の会計ソフトは使っていないので、作成コーナーから送信します。


とりあえず、決算書をPDFファイルとしてPCに保存しておきます(印刷はあとからでもOK)。


保存(印刷)したら「次へ」をクリック。

所得税の確定申告書をつくる
次に所得税の確定申告書を作っていきます。



さっき作った青色申告決算書の内容を引き継いで、所得税の確定申告書を作っていきますよーってことが書いてあります。

読み込み内容の確認。

引き続き確認事項をチェック。


提出方法や申告内容について選択します。

今回我家が事業収入以外に申告するのは、パート収入なので、給与収入の「読込内容を確認」をクリック。

前年に申告した、パート先の情報などが引き継がれていました。「編集」をクリック。

昨年末に勤務先からもらった「源泉徴収票」をみながら、数字を手入力していきます。


源泉徴収票の内容が反映されました。

収入金額・所得金額の入力が終わりました。

と思ったら、入力不備があるとのことなのでやっつけます。

もう一回、事業所得のところをクリック。

帳簿の種類について適当なものを選びます。これでOKでしょ。


次にいきます。

今度こそ収入金額・所得金額の入力が終わりましたので、次へいきます。

次は所得控除の入力です。
さきほど源泉徴収票の内容を入力したことで、「社会保険料控除」の額がすでに反映されていますね。
だれでも受けられる「基礎控除」についてもすでに反映されており、我家(妻)が申告する所得控除はこれ以外にないので、次に進みます。

税額控除・その他の項目の入力です。
さきほど作成した、青色申告決算書の内容=青色申告特別控除額が(25,491円)、自動的に反映されていました。OK!

やっと確定申告書が完成したようです。
我家の場合、今回新たに納付しなければならない所得税はないようです(ゼロ円)。

住民税等の入力。我家は特にないのでスルー。

納付額やら住所やらを確認します。

マイナンバーの入力。

税務署に確定申告書を送信する前に、内容をいま一度確認します。
確認したい帳票にチェックを入れて、「帳票表示・印刷」をクリック。

とりあえずPDFファイルとしてPCに保存しておきます(印刷はあとからでもできます)。

保存できたら次へ進みます。

必要事項を入力したら、ここで入力データをdataファイルとして一時保存しておきましょう。


自分のPCにdataファイルを保存します。


いよいよ最終段階です。次へいきます。

送信する
決算書と確定申告書を送信するための準備をします。
マイナンバーカードの読み取り1回目。

読み取り2回目。

送信をクリックしたら決算書と確定申告書が税務署へ送信されるので、これで作業終了です。


【さいごに】確定申告はe-Taxによる電子送信がやっぱり便利!

ということで、4回目の青色申告もなんとか終えることができまして、その後、備忘録としてこの記事を書いたわけです。
きっと翌年以降の申告は、この記事のおかげでサクッと終えることができると思います(笑)
e-Taxによる電子申告は、未経験の方にとってはとっつきにくいイメージがあると思いますが、一度体験してしまうとこれ以外は考えられなくなります。それくらい便利なサービスです\(^^)/
前年のデータを読み込むことで入力を省力化できますし、郵送する手間も省けるし、自宅PCで完結できれば申告コーナーに出向く必要もなくなります。特にこのコロナ禍においては、圧倒的なアドバンテージですよね。
e-Taxの操作要領や細かい様式部分は年々変わっていくとは思いますが、決算書を作成して確定申告書を作成して〜、という大まかな作業フローは変わらないと思うので、向こう数年はこの記事が使えるかなと思っているのですが。。
お役にたてるとうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。