巣篭もり需要やテレワーク普及に伴って、自分好みのPCデスクや作業デスクを自作したいと思っている方は多いと思います。
僕も最初そう思っていたのですが、結果、自作して大正解&大満足。
コストや労力を余裕で上回る恩恵を感じまくっています・・・(○ˊᵕˋ○)
ということで今回は、僕がPCデスクを自作するにあたって、選定した脚&天板パーツや、加工&組立に関するポイント、実際の使用感などについてまとめてみようと思います。
【はじめに】現在購入できるFlexiSpotの手動昇降式デスクはH1シリーズのみ【H2シリーズは廃盤】
我家が購入したフレキシスポットの手動昇降式デスクは「H2シリーズ」なのですが(2021年購入)、2024年1月現在では、「H1シリーズ」のみの展開となっています。
なので現在、フレキスポットの手動昇降式デスクを買いたい場合は、選択肢は「H1シリーズ」のみということになります。
ちなみに、H1シリーズとH2シリーズの大きな違いは、脚の横幅調整量の違いになります。
ですが!
H1シリーズでも、天板の横幅サイズは最大160cmまで対応しているので(最小100cm)、一般家庭で使う分には十分なスペックだと思います!
ということで、この記事では現在は廃盤になってしまったH2シリーズの組立レビューを書いていきますが、基本的な構造や組み立て方についてはH1シリーズと共通だと思いますので、これからH1シリーズの購入を考えている方も参考にしていただけたらと思います!
【使用感レビュー】広大な作業スペースとスタンディングスタイルが最高!
組み立て手順をご紹介する前に、まずは実際に完成したデスクを紹介しますね!
とそのまえに、これがビフォー状態のデスクです↓
以前は、上記のように山善の折りたたみデスクを2枚並べて使っており、メインマシンはmacmini+デュアルモニター(27インチ2枚)という体制でした。
PC作業そのものは問題なかったのですが、みてのとおりデスクの余白スペースがほぼないので、書類作成などの事務作業は厳しかったです・・。
また我家は仕事の性格上、ノートPCも並行して使うことがあり、そのときは写真左側に設置しているラックにノートPCをおいて運用していたのですが、なんせ視線移動が辛かったです・・。
ノートPCを離れたところに配置せざるをえないので、キーボードとの視線往復はかなり疲れました・・。
ということで、PCデスクを自作して作業環境を改善したアフター写真がこちらです↓
以前は真ん中にあった脚柱がキレイサッパリなくなったので、椅子に座ったまま2秒でノートPC側へスライド移動でき、そしてまた2秒でメインPCに戻れるのが最高すぎます・・(○ˊᵕˋ○)
また今回自作したデスクの天板サイズは、サイズ感が伝わりづらいかもしれませんが、横幅が2mあります(奥行も0.75mとったので十分な余裕スペースあり)。
かつてない広大な作業スペースが手に入ったことで、以前はデスク下に配置していたプリンターをデスク上に移動できて足元もスッキリしました。
掃除もしやすい\(^^)/
さて、今回導入したのはスタンディングデスクなので、当然ながら天板の高さを自由に変更することができます。
まずは標準のシッティングスタイルがこちら↓
そしてスタンディングスタイルになるとこうなります↓
天板の昇降はこのハンドルを回します↓
ちなみに、スタンディングスタイルまで天板を持ち上げるのに要する時間は20秒ちょっとくらいです。
モニター2枚+PC本体+プリンターまで載せてるのでさぞかし重いのかと思いきや、重いのは回し始めだけで、いったん回り始めるとあとは楽勝です(笑)
うちの妻でも余裕で回せました!
またハンドルは取り外すこともできるので、ハンドルが常に挿さっているスタイルに野暮ったさを感じる人は、使わない時は視界から消すことも可能です。
ちなみにスタンディングスタイルは腰への負荷も軽減してくれるそうです。
スウェーデン生まれの整形外科医師であるナッケムソン先生によれば、立位に比べて、座位における椎間板にかかる負荷は1.4倍にもなるそうです。
デスクワークが半日続くこともある僕なのでこの数字にはショックを隠せません・・・慢性的に腰痛から逃れらなくなっているのはこの「座りっぱなし状態」が要因になっているのかもしれません・・・ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
まあ実際にはずっと立ちっぱなし作業も疲れるので、立つ⇆座るを繰り返すことになるのでしょうが、、、
つまりこういうワークスタイルにはこのスタンディングデスクが最適というわけです。補足情報ですが「立つ=眠気防止効果」もあります。特に昼食後の場面では重宝しそう。。
【アイテム選定】脚→手動昇降式デスクフレームH2/天板→30mm厚ラジアタパイン集成材
脚の選定
フレーム(脚)については、候補としてニトリ製やイケア製などもあったのですが、いろいろとリサーチを進めた結果、FLEXISPOT製に決めました。そして昇降方式は、電動タイプではなく、手動タイプを選びました。
FLEXISPOT製、そして手動昇降タイプを選んだ理由がこちらです。
- アメリカ製ならではの頑健性
- 使用できる天板サイズの対応幅が広い
- デスク面高さの調整幅も広い
- ハンドルによる手動昇降が可能(電源不要)
- ハンドル取付位置を左右どちらでも設定できる
- 電動式と比べて導入コストが安くすむ(おおむね電動の1/2)
- 手動式ならではの簡素なユニット構成により故障リスクが低い
- 実際に購入してレビューしてる人が多い(十分な情報量)[/box]
これらの条件を踏まえて、最終的にFLEXISPOTのH2シリーズ(手動昇降式フレーム)を買いました。
- 耐荷重:MAX70kg
- デスク面の昇降範囲:71~121cm
- 脚幅調整範囲85〜129cm
- 対応天板サイズ:幅100〜160cm 奥行50〜80cm 厚み2cm以上
H1シリーズのスペック詳細です↓
天板の選定
天板については、広大な作業スペースが欲しかったので、幅200cm×奥行75cmを考えており、当初は、DIY系ブロガーさんたちがオススメしていたマルトク商会での購入を検討していたのですが、、、
巨大&分厚すぎる天板サイズゆえに、購入費用が高くついてしまうので、近所のホームセンターで購入することにしました。
とはいっても結局16,000円ほどかかってしまいましたが・・・(^-^;)
- マツ科の樹木で、加工が簡単なので、DIYの素材としては非常に優れた素材です。他の木材に比べ、「切る」「削る」「穴をあける」ことが楽ちんなので、女性や子供でも気軽にDIYを楽しめます。
- 価格もリーズナブルなのであらゆるシーンで需要が高い木材です。
- 主な用途としては、建築材・輸出入用の梱包材の木箱・パレット・割箸・合板などですが、フローリングの材料としても人気がある。
こだわったのは天板の厚みで、もっと薄くすればコストカットできたのですが、巨大な天板サイズであることを考慮し、たわみ剛性を上げるためにデスクとしてはかなり厚めの30mmをチョイスしました。
結果、完成したデスクはたわみの発生も全くなく、この選択は正解だったと思っています。
ちなみに天板は無垢のままでは格好がつかないので、ワトコオイルと蜜ロウワックスで表面を仕上げました。
またコンセントを通す穴を空けたり、角を丸くする研磨処理も施しており、最初はその作業量の多さに腰が重かったのですが、いざ始めてみるとこれが案外楽しくクセになりそうでした・・・(°∀°)ww
FlexiSpotで手動昇降式スタンディングデスクを自作するときの作業ポイント
他のブロガーさんも書かれているように、フレキシスポットの脚フレームはゴツさが半端ないです。
中学生くらいの大きさもある段ボールで届きますが、重量が数十kgあるので、持ち運びは要注意です。万が一足に落としたらたぶん骨折れます・・・(((( ;゚д゚))))
脚フレームの組立自体は思ったより簡単で、説明書通り進めていけばクリアできました。
工具類もひととおり同梱されています。
天板を固定完了した状態です↓
公式の組立動画(H1シリーズ向け)も公開されているのでそのあたりは安心です(H1シリーズ向け)。
ただFlexispotのフレームはとても重いので、女性一人だと組み立て作業はきついかもしれません・・(^-^;)
女性の場合は、二人以上で作業した方がよさそうです。
また我家は、こんなふうにフレームのうえに天板を載せて、下から(床に仰向けに寝そべりながら)ビスを打ち込みましたが・・↓
この方法だと、下から打ち込むせいで腕が疲れるのと、打ち込んでいるときに天板が浮いたりビスが斜めに入ってしまいやすいです(←デメリット)。
そのため、いったん床に天板を置いてそのうえにフレームを逆さまに載せた状態でビス打ちしていくほうが良いと思います。
そしてすべての作業が終わったら、デスクを(二人以上で)ひっくり返して完成です\(^^)/
話は変わりますが、工具類はひと通り同梱されていると書きましたが、天板とフレームをビス止めするときは、電動工具があると便利です。
我家も買いました。これからどんどんDIYやっていきたいし!
【コスト算出】フレキシスポットのPC用スタンディングデスク自作に要した総費用は?
自作デスクと聞くと、既製品のデスクを買うよりも低コストで済むイメージを持つ方も多いと思うのですが、実際のところどうだったのか・・・ということで算出してみました!
- 脚フレーム ¥21,900
- 天板 ¥16,000
- ワトコオイル ¥3,600
- 蜜ロウワックス ¥2,600
- 合計 ¥44,100
総費用は約4.4万円・・・パッと見てこんなに高いのか( ゚∀)ゲッ!!・・・って思った方も多いと思います(笑)
個人的には、これだけ巨大で分厚い天板サイズでかつ昇降可能なデスクとしては、安く調達できたと自己満足しております。
というかこれを既製品で調達しようとすると多分売ってないので無理。あと、DIYが思ったよりも楽しくてこちらも意外な収穫でした(・∀・)ノ
コメント
コメント一覧 (3件)
はじめまして!検索しててたどり着きました!
手動昇降式デスク・H1に自作して天板を取り付けたいと思ってます。
対応天板サイズが幅100~160cm 奥行60~80cm 厚み≥2cmとサイトにはありますが、
200cm、3cmの天板を取り付けたとのこと。グラつきとか、端っこに手をかけると倒れそうになるとか、問題なく使用できる感じでしょうか?
同じサイズで考えております!
shinさん、はじめまして。
コメントいただきありがとうございます^^
実は私が購入したフレームは、記事でも紹介しておりますが、H1ではなくH2シリーズ(現在は廃盤)になります。
H2シリーズは、対応天板サイズ幅120~200cm(脚幅調節範囲110~180cm)と、H1シリーズよりも幅の対応範囲が広くなっています。
とはいえH2シリーズは現在廃盤になっているので、手動昇降フレームであればH1シリーズ一択になってしまいますよね。
H1だと、対応天板サイズの横幅は、最大でも160cmまでとのことですので、200cmとなりますと剛性やバランスなどの部分で未知の領域です(^-^;)
参考までに、H1の脚幅は広げても最大129cmまでですので、200cmの天板を載せると、左右に36cmほど天板がはみ出す格好になるかと思います。
また手動式ではなく電動式にはなってしまいますが、たとえばE7シリーズは脚幅を最大190cmまで広げられますし、天板も横幅210cmまで載せられるようですね。
https://www.flexispot.jp/e7-set.html
具体的な回答ができず恐縮ですが、なにかの参考になりましたら幸いです。
失礼しました~~(^_^;)
しっかりH2って書いてありましたね!以前そんなモデルがあったんですね~
イケアの製品とも悩みましたが、同じく160cmみたいで。。。
PCモニター置くため奥行きを広く取りたいので写真がとても参考になりました!
60cmでも十分広そうですね!!同じ素材探してみます!
ありがとうございました~!!