【家計簿】日用品費の書き方。キッチン用品・文房具・化粧品・家具家電などは何費?




みなさんこんにちは!そうたろ(@minlife2016)です。

 

日用品と一言でいっても、そのアイテムは多岐にわたりますね。

 

そのため家計簿をつけている方は、「これは日用品として分類していいの?」「日用品以外の項目に振り分けた方がいいのかな?」などと、分類のときに迷う方も多いと思います。

そこで今回は、10年以上家計簿をつけてきた我家の経験をもとに、日用品の定義や分類方法について、わかりやすくご紹介したいと思います!

 

 

【はじめに】日用品ってどんなもの?

なにを日用品とするのか、それは各家庭で異なると思いますが、ここでは我家の認識をご紹介させていただきますね。

 

我家では、日用品は「日常生活で必要とする消耗品」と位置付けています。

あるいは、「定期的に買い足す可能性のある消耗品」と考えてもいいと思います。

 

具体例をあげると、歯ブラシや歯磨き粉、シャンプーや洗剤、ティッシュやサランラップなどなどです。

このへんのアイテムだと「ザ・定番の日用品」ってかんじで、イメージしやすいかと思いますが、いかがでしょうか?

 

一方で、電気ケトルやヘアドライヤー、壁掛け時計やソファなどはどうでしょうか?

これらは日常的に使いますが、頻繁に買い足すような消耗品ではないので、日用品に分類するのは、個人的になんだか違和感を感じます・・。

 

こんなふうに、家計簿をつけていると、これははたして日用品なのか?というような悩ましいアイテムが頻繁に出てきますよね。

ということで、具体例をあげながら我家なりの分類方法をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

ちなみに参考までに、我家の支出項目の一覧がこちらです。

日用品については、日用品費というカテゴリを作り、その下に生活消耗品というカテゴリをぶらさげて管理しています。

大カテゴリ中カテゴリ小カテゴリ
支出住宅費家賃
食費食品・外食
水道光熱費ガス・水道・電気・灯油
車費ガソリン・任意保険・自動車税・車検・整備等
日用品費生活消耗品
通信費携帯電話
保険料生命保険・医療保険
医療費病院・薬
教養娯楽費娯楽・趣味
小遣い費妻小遣い
個人事業費WEBサイト運営
特別費お祝い・香典・お土産・贈り物・お見舞い・職場交際費・家具家電・仕事用品・被服・理美容費・ふるさと納税・雑費・生活支援

 

これは日用品?それとも別の項目?【家計簿の分類パターンを紹介】

先ほど例にあげたアイテムは、「これは日用品だね!」というようにすぐにイメージできたと思いますが、なかには日用品なのかどうなのか、いまいち判断しかねるモノもたくさんありますよね。

ということで、そんな代表アイテムと我家なりの分類方法をご紹介します。

電気ケトル・ヘアドライヤー・壁掛け時計・ソファなどの家具家電は日用品?

さきほども例にあげたこれらのアイテムですが、結論から書くと、我家では日用品ではなく、すべて特別費(家具家電)に分類しています。

 

これらのアイテムは、壊れたら買い替えることはありますが、日常的に買い足すような消耗品ではないので、日用品とは違うと思います。

ちなみに、特別費というのは、我家では、突発的だったり不定期にやってくる支出をひとくくりにするための項目です。

 

特別費の考え方については、記事後半のほうにもまとめたので、参考にしていただければと思います(^-^)

 

傘・雨ガッパ・長靴などのレインウェアは日用品?

我家でしたら、これらのアイテムも特別費(被服)に分類しますね。

被服と衣服の違いってなに?✏️

衣服は上着や下着など主に胴体部を覆い包むものであるのに対して, 被服は衣服を含め靴や帽子など体を覆い包むもの全般を指します。

 

これらは頻繁に買い足すものではないので、我家としては、日用品ではなく特別費の扱いがしっくりきます。

 

雨ガッパや長靴は被服でいいとして、傘も被服でいいのかな?という疑問もありますが・・最小限の項目で管理している関係上、この場合は消去法で被服に分類することにしています。

 

皿・コップ・包丁・ボウルなどのキッチン用品は日用品?

これらのキッチン用品は日常的に使うものではありますが、定期的に買い替えるものではないと思います。

 

よって我家では日用品ではなく、特別費(家具家電)に分類すると思います。

キッチン用品が家具家電に該当するのか?と聞かれると、違和感を感じる方も多いかもしれませんね。

 

ただこのケースについても、我家では分類項目を最小限に抑えていることもあって、消去法的にこの項目になってしまうのですが・・

もちろんキッチン用品などの専用項目を作って分類しても構いません。そのあたりは各家庭のやり方にあわせていただいてOKです\(^^)/

 

 

ファンデーション・マスカラ・口紅などの化粧品は日用品?

化粧品は、美容費に分類する方が多いと思いますが、実は我家では日用品として分類しています。

 

我家では、美容費は美容院でのカット・矯正・カラーリングなどの料金専用項目として扱いたいという事情があり、美容費には分類しないことにしています。

また、我家の化粧品の扱いとして、シャンプーやトリートメントなどと同じ消耗品として認識しているので、日用品に分類することにしています。

 

さらに我家では、化粧品はドラッグストアで他の日用品と一緒にまとめて購入することも多く、家計簿に書くときに、レシートの中身をいちいち化粧品と日用品に区別するのがめんどくさい・・という、リアルな事情もありまして(笑)、化粧品はすべて日用品に分類することにしています。

 

洗顔フォーム・化粧水・乳液・クリームなどのスキンケア用品は日用品?

スキンケア用品も、日常的に使用する消耗品なので、我家では日用品に分類しています。

 

風邪薬・鎮痛剤・湿布・ガーゼ・絆創膏などの医薬品は日用品?

医薬品については、日用品ではなく、医療費(薬)に分類しています。

 

その理由として、これらの医薬品が医療費控除の対象になる可能性があるからです。

医療費控除とは✏️

医療費控除は、所得税・住民税の一部が還付される制度です。

医療費の合計が年間で10万円、または総所得金額の5%を超えた場合、申告すると税金の一部が戻ってきます。

 

そうたろ
医療費控除の対象となる医薬品とは、風邪薬や鎮痛剤、絆創膏など 病気やケガの治療に用いられたものが該当します。
よめしゃちょう
一方で、ビタミン剤やサプリメントなどは治療目的ではなく、病気の予防や健康増進のために用いるものなので、医療費控除の対象になりません。

 

医療費に分類しておくと、医療費控除の明細書を作るときにとても便利です。

エクセルの場合、医療費に関するデータだけを一瞬で抽出でき、明細書をサクッと作ることができます\(^^)/

【無料テンプレート付】簡単!エクセルで医療費控除の明細書を作る方法

 

サプリメント・ビタミン剤・育毛剤・酔い止め薬などの医薬品は日用品?

先ほども少し書きましたが、ドラッグストアなどで購入したすべての医薬品が医療費控除の対象になるわけではありません。

たとえば、病気の予防や健康増進のために用いられる医薬品は対象外になります。

そうたろ
ドリンク剤・ビタミン剤・整腸剤・育毛剤・うがい薬・眠気ざまし・乗り物の酔い止め薬などは対象外となるようです。

 

まあとはいっても、我家ではこれらの医薬品についても、家計簿では医療費(薬)として分類しています。

これらは日用品といえるほど、日常的に使ったり買い足したりするものでもないですし、医薬品はすべて医療費に分類するというルールがシンプルですきだからです。

 

ちなみに、サプリメントやビタミン剤などは、健康食品の一部として考えることもできると思うので、食品に分類してもいいと思います。

 

ボールペン・消しゴム・シャープペンシル・のりなどの文房具は日用品?

これらの文房具については、家庭で日常的に使うもの・頻繁に買い足すものについては、日用品に分類しています。

一方で、仕事や職場で使うものであれば、特別費(仕事用品)に分類していますね。

 

メガネ・サングラス・コンタクトレンズなどのアイウェアは日用品?

メガネは、日常的に買い足すものではないので、日用品ではなく特別費(被服)に分類すると思います。

またサングラスなど趣味性の強いものを買った時は、教養娯楽費(趣味)に分類しますかね。

一方で、コンタクレンズについては、使い方にもよると思いますが、ワンデータイプなど毎日消耗するものであれば日用品でいいと思いますし、そうでなければ特別費(被服)でもいいと思います。

 

 

【分類のコツ】支出を予測できるもの・できないものという観点で考えるのがおすすめ!

いくつか例をあげて説明しましたが、それでも家計簿をつけていると「これは日用品?それとも別の項目?うーん悩む・・」といった場面があると思います。

そんなときに、解決のヒントになる考え方とメリットをひとつご紹介します!

支出の予測可否で分けるとシンプル明快

項目の分類は、支出を予測できるタイプなのか・支出を予測できないタイプなのか、という点で考えるとわかりやすいと思います。

我家はそれぞれのタイプにあわせて、このように項目を使い分けています。

 

見てのとおり、日用品を含む多くの項目は支出を予測できるタイプです。

これらの項目は、過去の家計簿データにより、一年間のだいたいの支出額を予想できます。

 

一方で、支出を予測できないものはすべて特別費に分類しています。

この項目は、たとえば家電が壊れてしまって急遽買うことになったとか、身内に不幸があって急遽葬儀に行くことになったとか、突発的にやってくる支出なので、一年間の支出額も予想しづらいです・・。

 

このルールにのっとって分類すると、たとえばワンデータイプのコンタクレンズは支出を予測できるから日用品、でもメガネは壊れるまで買い替える必要がなく支出が予測できないので特別費、というようにスムーズに分類できます(^-^)

 

支出の予測可否で分けると予算管理にもメリットあり

また、支出を予測できるタイプ・できないタイプにはっきり分けておくことで、予算の管理がしやすくなるメリットがあります。

 

たとえば、メガネが壊れたので急遽新調して○万円の支出があったとき、この出費を日用品に計上してしまうと、一気に日用品費が予算オーバーになる可能性があります・・。

 

なので、こういった予測できない支出は、特別費など別の項目で管理しておくのがおすすめです。

そうすることで、急な出費があったとしても、特別費という独立した項目で予算管理ができるので、他の項目への悪影響を最小限におさえることができるメリットがあります\(^^)/

 

 

【さいごに】エクセル家計簿は支出項目(費目)を自由に設定できます

 

我家がエクセルで自作した家計簿テンプレートの良いところは、項目(費目)を自由に何個でも設定できるところです。

 

我家では、日用品の下に生活消耗品というカテゴリをぶらさげて、一括管理しています。

ですが、人によっては、たとえばキッチン用品・掃除用品・文房具・化粧品・etc・・と細かく分けたい方もいると思います。

 

そんなときは、こんなふうにして日用品というカテゴリの下に、細かいカテゴリを自由に追加することができます。

 

そして、実際に家計簿に記録するときは、こんなふうにします。

よめしゃちょう
項目入力の際に、先ほど設定した内容がプルダウン形式で表示されて選べるようになります。こうすることで、項目の入力ミスが減る・入力が楽にできるなどのメリットがあります!

 

こんなふうにすることで、同じ日用品でも、キッチン用品やスキンケア用品などいくつかのカテゴリーに分類することが可能です。エクセルはとても便利です・・(^-^)

 

最後になりますが、家計簿は、お気に入りの項目分類ルールができると作業がとても効率的になります。

みなさんもぜひ効率的な分類ルールを考えてみてくださいね。

 

この記事がお役にたてますと嬉しいです(。ᵕᴗᵕ。)”




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2 件のコメント

  • 最近自分で試行錯誤しながらExcel家計簿をつけ始まましたが躓くことが多く、色々な方のブログなどを拝見しているうちにこちらにたどり着きました!家計簿の付け方ですが、現金とクレジットや現金と商品券、クレジットとポイント等2つ以上の支払方法を使った場合はどの様にして記帳していますか?ご参考までに教えていただけると嬉しいです!宜しくお願い致します!

    • Excel家計簿初心者さん、はじめまして^^
      コメントいただきありがとうございます。
      2つ以上の支払方法を使った場合の記帳ですが、我家では各支払方法と使った金額を忠実に書くようにしています。
      たとえば1000円の買い物をしてクレジットカードで800円、残りを現金で支払った場合、一行目にクレジットカードの800円分、二行目に現金の200円分を書いています。
      この方法だと、二行以上にわたって記帳することになるので、作業量が増えてしまいますが、この方法がシンプルでミスも少ないので我家ではこうしています。
      具体的な記帳方法については、こちらの記事も参考にしていただければと思います。
      https://min-life.com/discountcoupon-kakeibo#i-3
      お役に立てましたら嬉しいです。

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