【無料テンプレート付】簡単!エクセルで医療費控除の明細書を作る方法




今年も確定申告の時期がやってきましたね。

我家も昨年支払った医療費(30万円分)の控除申告をすべく、準備をスタート!ちなみに医療費控除申告は初体験でございます。

 

そんなわけで、えーと、医療費ってどうやって控除申告するのかねとググってみると、、、

そうたろ
医療費のお知らせ?あ~このあいだ職場でもらったアレね!えーとどれどれ・・・ウソでしょ・・・全然使えないじゃんこれ!(怒)

 

そう、医療費の申告作業を手助けしてくれるはずの「医療費のお知らせ」が、実に期待外れな代物で、役に立たないことが判明しました・・・(理由は後述)。特に我家みたいに件数が多いとなおさらなんですよね。

 

そこでどうしようか悩んだ挙句、いつも記録しているエクセル家計簿のデータをもとに、医療費控除の明細書を自作して提出してみたんですよね。

すると担当の人は意外にもすんなり受け取ってくれて、あっけなく申告終了!

「医療費のお知らせ」や「医療費控除の明細書(公式版)」も提出しなくてOKでした。まじか!!(嬉)

 

ということで今回は、エクセルで医療費控除の明細書をサクッと作る方法について解説してみます。

 

【やさしいエクセル家計簿のはじめ方】好評販売中です...📣😄

このたび、エクセル家計簿歴10年のノウハウを駆使して『エクセル家計簿を使い倒すための完全解説マニュアル』を作りました✏️

 

『やさしいエクセル家計簿のはじめ方』一生使えるテンプレートの作り方・使い方をまとめた完全解説マニュアル

2017.06.20

 

完成済みテンプレートが付属しており、テンプレートの使い方&作り方カスタマイズ方法や便利テクニックなどの全てのノウハウについて解説しています。

メールサポートも可能です。わからないこと・むずかしいことがあれば解決のお手伝いができます🧐📩

 

詳しいことは商品紹介ページをみていただきたいのですが、価格を超える価値をお届けできる自信があります😄🎁

本気でエクセル家計簿を習得したい方にとっては、コスパ最強の教材になることをお約束します。

 

エクセル家計簿を徹底的に使い倒したい方はぜひご活用くださいませ❗️

 

 

「医療費のお知らせ」や「医療費控除の明細書(公式版)」が使えない理由

冒頭のお話をもう少し詳しくご紹介しますね。

 

我家はエクセルで提出書類を自作したわけですが、本来の正攻法は以下になります。

 

ちょっとググってもらえれば分かるんですが、これらの書類は、医療費控除の確定申告作業を簡単にするために2017年から導入された制度です。

きっとほとんどの方はこの方法で申告するでしょう。

 

我家もはじめはこれを活用予定だったのですが、結局使わなかったんですよね。

なぜなら想像以上に「医療費のお知らせ」が使えない代物だったから・・・以下その理由です(改善希望)。

  • 記載金額がなぜか微妙にズレており不正確
  • 保険適用外の医療費は自分で作成する必要がある(記載されていない)
  • 記載金額が月単位で集計されてるので領収書との整合作業がめんどくさい
  • 10月締めなので11月と12月分については結局自分で作成する必要がある
  • etc

 

そうたろ
2022年現在はもっと改善されているかもしれませんが、我が家はいまでも活用していません。自作した方が圧倒的に早いので!

 

ちなみに、ほかの健保組合のサンプルですみませんが、これが「医療費のお知らせ」ってやつです↓

出典 : グラクソ・スミスクライン健康保険組

 

そしてこれが「医療費控除の明細書」です。

このファイルは国税庁のサイトから無料ダウンロードできますし、市役所の納税課などで受け取ることができます。

 

念のため書いておきますが、医療費のお知らせが全く使えないわけじゃないんですよ。

 

もし仮に、年間の医療費に関する控除申告が10件程度なら、医療費のお知らせに不足している部分を補足するのも簡単でしょう。

不足分の領収書を集めて、医療費控除の明細書に書き写す作業に、さほど時間はかからないはずです。

 

でも、我家のように申告件数が多いとか、保険適用外の医療費がたくさんある場合は、この新制度はかえって使いづらかったです。

わざわざ「医療費のお知らせ」に記載されていないデータを抽出して、別途「医療費控除の明細書」を手作りするために、大きな時間と労力が必要になるからです。

 

 

エクセルで医療費控除の明細(確定申告書類書)を作る方法

ということで本題です!2つの方法をご紹介します。

(我家は2つ目の方法で作っています)

 

ひとことメモ✏️

医療費控除を受けるためには、「医療費控除の明細書」を、所得税の確定申告書に添付して所轄税務署に提出する必要があります。

また医療費の領収書は自宅で5年間保存する必要があります。

我家はこの方法で申告できましたが、場合によってはこの様式が認められないこともあるかもしれません。ご承知おきください。

 

【方法1】領収書から作る方法(テンプレート無料ダウンロード可)

これは集めた領収書から、必要データだけを(支払い額や医療機関名など)エクセルシートに転記していく方法です。

我家が作ったテンプレートです。無料ダウンロードできますのでよければお使いください。

 

①(年月日を入力)

これは必須ではありませんが、件数が多い場合などは整合作業に役立つので、入力しておくことをおすすめします。

 

②必須情報を入力

これは必須なので必ず入力しておきましょう。

  • 医療を受けた方の氏名
  • 病院・薬局などの支払先の名称
  • 医療費の区分(プルダウンリストから選択)
  • 支払った医療費の額

 

この要領で必要なデータをどんどん下方向に入力していくと、「支払い額合計」が青色セルに表示される仕様になってます。

(300件まで自動算出可。それ以上入力する場合はご自身で数式を追加してお使いください。)

 

ちなみに「入力例」というシートに、我家の実際の申告内容をまとめてありますので参考にしてみてください。

 

ひとことメモ✏️
生命保険や社会保険などで補填される金額については加味しておりませんで、必要な方はご自身で追加してください。

 

【方法2】エクセル家計簿から作る方法

我家はこの方法で作っています。

我家のように普段からエクセル家計簿をつけている人は、非常に簡単に作成できてしまうのでおすすめです。

実際に我家が使っているエクセル家計簿の詳細はこちらをご覧ください(。ᵕᴗᵕ。)”

『やさしいエクセル家計簿のはじめ方』一生使えるテンプレートの作り方・使い方をまとめた完全解説マニュアル

2017.06.20

 

作り方はとっても簡単です!

まずオートフィルタで「医療費」にチェックしてOKをクリック↓

 

すると対象データが一瞬で抽出されます。これで完成です。その間わずか3秒(笑)

 

別途、医療費の合計額をSUM関数を使って算出しておくのを忘れずに。この数字が確定申告のときに必要ですので。

我家はこれを印刷して確定申告コーナーに持っていき、無事認められました。

公式の医療費控除の明細とは、かなり様式が異なっていますが、要は支払った医療費の正確な合計額が分かればOK、ということなんでしょう。(そう理解しました)

様式に厳密なルールはないようですが、5年間の保管義務もあるので、「支払先」や「医療費の区分」など、最低限必要な情報はかならず明記しておきましょう。

 

医療費の明細書は確定申告書に添付して税務署に提出します

医療費控除の明細書が完成したら、必要な範囲を印刷して、所得税の確定申告書に添付して税務署に提出します。

提出方法は、確定申告の方法によって色々なパターンがあります。

  1. 手書き作成した確定申告書と一緒に税務署に提出する(持ち込みor郵送)
  2. 確定申告書類はe-Taxで電子送信して医療費の明細書は税務署に後日提出する(持ち込みor郵送) ←我家はこれ
  3. 市役所の確定申告コーナーで担当者に確定申告書類の作成を依頼する(医療費控除の明細書もわたす)
  4. etc

 

そうたろ
ほかにも提出方法はあると思いますので確認してみてくださいね。

 

医療費控除の確定申告に必要な持ち物リスト

備忘録として書いておきます。ちなみに僕は源泉徴収票を忘れていったん自宅に戻りました・・・(/ω\)

  • エクセルでつくった医療費控除の明細書
  • 前年分の源泉徴収票
  • 印鑑
  • 振込口座情報がわかるもの
  • 本人確認書類
  • 以前確定申告したことある人はその控え書類(利用者識別番号が分かると手続きが楽になる)
  • (必要に応じて領収書)

 

さきほども書きましたが、我家のようにエクセルで手作りした書類を提出する場合、「医療費のお知らせ」や「医療費控除の明細書(公式版)」は提出不要です。

また本人確認書類に関しては、免許証などでもいいんですが、通知カードやマイナンバーカードもあると手続きがよりスムーズになるように感じました。(通知カードの番号を担当者が入力してました)

 

嬉しかったのは、2017年より領収書の提出(コピー)が不要になったってこと!

担当者によれば、2016年までは領収書のコピーを税務署に送っていたらしいのですが、作業軽減化のため、それが廃止されたとのことです。

 

僕が念のため持参した領収書の束をみせると(厚み5cm)、手にとることもなく、「あっそれ提出不要ですよ!」とひとこと。

 

ということは、エクセルで自作する場合は、医療機関を受診したらすぐに入力するクセをつけておくことで、確定申告の時期に慌てて領収書集めに翻弄されなくてすみます。これはありがたいですね!

そうたろ
この束ぜんぶコピーさせられるのかと思ってドキドキした(笑)

 

ここに注意!医療費の領収証や明細書は提出不要だけど5年間は自宅で保管義務あり

繰り返しになりますが、そういうルールになってるので気をつけてください。

 

もし申告内容に不備や不明な点があると、のちのち税務署から電話がかかってくるかもしれません。

このとき、きちんと説明できるように領収書は手元に保管しておかなければならないし、求められたら提出しなければなりません。

そのため領収書は申告者が責任をもって、5年間は手元に保管しておくルールになっているのです。

 

 

【わかったこと】エクセル家計簿つけてると医療費控除申告がめちゃくちゃラク

今回は2つの方法をご紹介しましたが、特に後者=エクセル家計簿のデータを活用することで、医療費控除の明細書作りが劇的にラクになることがわかりました。

 

ふだんから収支をエクセルでコツコツ記録してると、こういう時にもその恩恵を得られるってことを実感しています。

エクセル家計簿は家計分析だけでなく、確定申告でも役立ちます(‘ω’)ノ

 

このブログを通してエクセル家計簿をはじめてくれた方もいると思いますが、もし書類作りで消耗しそうになったら是非この方法を試してみてくださいね!




『やさしいエクセル家計簿のはじめ方』好評販売中です

 

「最も使いやすい家計簿をつくろう!」というコンセプトのもとに自作した

エクセル家計簿の完全マニュアルです。

 

エクセル家計簿歴10年分のノウハウをすべて詰め込みました!

 

無料アプリや有料ソフトはイマイチしっくりこなかった方も、是非お試しくださいませ(○ˊᵕˋ○)♪


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です