みなさんこんにちは!そうたろ(@minlife2016)です。
先日、読者さんよりこんなメッセージをいただきました。

これまでに家計簿は、手書きタイプやスマホアプリ、パソコンで使えるソフトなどを使ってきましたがどれも長続きせず・・(^-^;)
家計簿を長く続けるためのコツを教えていただけると嬉しいです。
ということで今回は、そうたろが家計簿をはじめようと思ったきっかけやエクセル家計簿の魅力、家計管理を長く続けるためのコツなどをご紹介していきたいと思います!
〔はじめに〕家計簿をはじめたきっかけ
僕そうたろは結婚(当時27歳/2013年)を機に家計簿をはじめました。



この記事を書いている時点で、家計簿歴は13年目を迎えました!
家計簿をつけはじめた理由は、収入が激減して苦しくなった家計を少しでも安定させたい・・!と思ったからです。
少し僕自身の話をさせてもらいますと、結婚する前は僕も妻も同じ会社でエンジニアとして働いており、当時の収入は二人合わせて600万くらいあったので、普通の生活をするぶんには特に不自由はありませんでした。
しかし【うつ病で退職】理系院卒が農業に転職するきっかけとなったXデーにも書いたように、僕そうたろの事情で転職することになりまして(同時に結婚)、妻もそうたろにくっついてくる形で退職することになりました。
そして転職した結果、我家の世帯年収は200万円に激減してしまうのですが、結婚前の生活水準を続けていてははすぐに家計が破綻することがわかっていたので、家計を安定させるために人生ではじめて家計簿にトライすることになった、という次第です。



いうなれば、必要に迫られて致し方なく家計簿をつけはじめた、といったところです。



今とちがって当時はかなりお金がなくてせっぱつまった状況だったんだにゃ!
〔理想の家計簿ツール探し〕手書きもアプリも続かない・・結局使い慣れたエクセルが自分には合っていた
さて、そんな経緯で家計簿をはじめた我家ですが、最初のうちはどんな家計簿ツールが自分に合っているのかわからなかったので、手書きやアプリ、老舗の家計簿ソフトなど色々使ってみました。
が、どれもしっくりこず・・(^-^;)



手書きは計算がめんどくさいし、アプリはスマホ画面が見づらいし、ソフトはアレンジができないし、いまいちモチベが上がらない・・困った・・
家計簿難民になりかけていたときにふと「エクセルなら自分仕様の家計簿が作れるのでは・・?」と考えました。
当時、我家にはノートPCもありましたし(OSはwinVista)、エクセルアプリもPCにインストールされていたので(Excelバージョンは2007)、さっそく自分なりに支出データを記録してみました。





余談ですが、このとき所有していた携帯電話は僕がガラケーで妻がスマホだったのですが、当時はまだ格安SIMがない時代だったのでスマホ料金が高かったです・・(^-^;)
とりあえず上記のような感じで、買い物したときのレシートを見ながら、日付順に支出データを打ち込んでいくという作業を続けました。
ただこの状態では、どの項目(費目)にいくらお金を使ったのかが一目でわからない(家計分析ができない)・・そこでデータを集計して収支を見える化したシートを作ることにしました。



せっかくエクセルを使っているんだから集計も自動でやりたい・・でもどうやって作ればいいんだろう?
そこで役に立ったのが、以前勤めていた会社で使っていた「ピボットテーブル機能」でした。


ピボットテーブル機能を家計簿に取り入れることで、大量の数値データを項目ごとに集計して一覧表にするという作業をすべて自動でできるようになり、圧倒的に家計管理が楽ちんになりました!
きっとそうたろは、ピボットテーブル機能と出会わなければ、エクセル家計簿もすぐにモチベダウンして辞めていたと思います。そういう意味では、エクセルやピボットテーブルがある時代に生まれてきて本当によかったと思います。



そういや30年前、そうたろの母ちゃんは「婦人の友(本タイプ)」で家計管理してたよにゃ!当時はエクセルもなかったし、大変だったろうにゃ・・
〔メリット〕エクセルで家計管理してきてよかったこと
2012年からエクセルで家計管理してきた経験をもとに、エクセル家計簿ならではのメリットをかんたんにまとめてみました。
これからエクセル家計簿をはじめてみたい・エクセル家計簿に興味がある、という方の参考になればうれしいです(^-^)
- エクセルアプリがあればすぐにはじめられる
- 自分のエクセルスキルを有効活用できる
- 効率的に入力できて集計も自動だからとにかく楽ちん
- スマホアプリと違ってPCの大画面で操作できるから見やすい
- 自分仕様のお好みのカスタマイズができる
エクセルアプリがインストールされたPCがあればすぐにはじめられる
もしご自宅にエクセルアプリがインストールされたPCがあれば、すぐに家計管理をはじめられますし、テンプレートを自作すれば費用もかかりません。
アプリや書籍を買わずに無料で運用できるのは嬉しい点ですよね(^-^)
なお、ピボットテーブルを使って家計管理するのであれば、エクセルバージョンは2013以降のものであれば家計管理に使う機能としては十分だと思います!



スマホでもエクセルアプリをインストールしておけば操作はできますが、画面が小さい分作業効率が落ちるので、やはりPCがおすすめです。
自分のエクセルスキルを有効活用できる
学生時代や会社生活で培ったエクセルスキルは家計管理に大いに役立ちます。
家計簿とエクセルの相性はとても良いので、一般的なエクセルスキルをお持ちの方は、それだけで大きなアドバンテージです。家計簿のハードルが一気に下がると思いますよ(○ˊᵕˋ○)
ちなみにそうたろがエクセルをはじめて触ったのは高校3年生くらいのとき。当時はパソコン操作自体が大嫌いでエクセルも慣れるまでにかなり苦労してストレスだったのを覚えています・・当時はまさか20年後にエクセルで自由自在に家計管理しているとは思いませんでした(笑)



エクセルスキルといっても高度なものは必要ないです。
たとえば我家の家計簿は、簡単な数式入力は使いますがマクロは一切使いません(僕自身マクロの知識はありませんしね)。
ただ我家のようにピボットテーブルを家計簿に取り入れるのであれば、ピボットテーブルの基本的な操作・ルールは最初だけ確認する必要があります。
効率的に入力できて集計も自動だからとにかく楽ちん
たとえば同じ情報量を入力するのであれば、手書きはもちろん、アプリなどと比べてもエクセルが断然優位だと感じています。
口座連携機能やレシート読み込み機能などはないので、その点はアプリに負けますが、タイピング入力を基本操作とするのであればエクセルの方が優位だと思います。
ピボットテーブルを活用すれば集計も自動化できるので、エクセルと家計簿の相性はとても良いと思います(○ˊᵕˋ○)



エクセルならではのコピー&ペーストやオートフィルなどを活用することで入力をがっつり効率化できます。
スマホではなくPCの大画面で操作できるから作業効率があがる
家計簿アプリはスマホで操作するものが多いと思いますが、スマホ画面だとどうしても入力効率や操作効率が落ちてしまうのが欠点なんですよね。
その点PCは快適そのものです。スマホのようにいつでも気軽に入力・・というわけにはいかないですが、画面が大きいことやキーボード入力できることでストレスは少ないです。



逆にパソコンを開くのが面倒という方にはエクセルは向いていないです・・。
我家は常にPCをいつでも使える状態にしているのと、入力は数日〜1週間に一回程度なので特にストレスは感じていません。
自分仕様のお好みのカスタマイズができる
これはエクセルで家計管理する最大のメリットともいっていいかもしれませんね。
手書きやアプリでは難しかった「この項目を増やしたいな」「このデザインを変えたいな」というようなかゆいところに手が届くカスタマイズがエクセルなら可能です。
自分好みのテンプレートが出来上がると、家計簿が楽しくなってモチベーションにもなって好循環につながります。我家も少しずつカスタマイズを施してきて、今のテンプレートが一番使いやすい状態に仕上がっていると感じています(^-^)


〔さいごに〕家計簿を長く続けるコツ・長続きさせる方法


家計簿が続かなくて悩んでいる方は多いと思います。中には何度も挫折して、諦めかけている方もいるかもしれませんね・・(^-^;)
僕自身は、運良くエクセル家計簿に出会えたことで10年以上続けてくることができました。その経験をもとに、家計簿を長く続けるためのコツをひとつだけ選ぶとすればこれです。
自分がつけていて楽しい・ストレスを感じない家計簿ツールをみつける
僕自身もエクセル家計簿に出会わなければ、今もきっと家計簿はつけていないでしょうし、このブログも存在していなかったと思います。


何事もそうですが、嫌々な気持ちで取り組んだものが長続きすることはありませんよね。やりがいとか楽しさがないと続きませんし、無理に続けてもストレスが増えるくらいならやらない方がいいと思います。
もちろん選択肢はエクセル以外にも手書きやアプリ、書籍タイプなど色々あるので、その中から自分に合ったものが見つかればラッキーですよね(^-^)
でも残念ながらいろんな家計簿を試してみたけどどれも長続きしなかった・・という方もいるでしょう。そんな方に僕からひとつ提案させていただくとすれば、一旦家計簿のことを考えるのはやめて「貯金簿」をつけてみてはいかがしょうか?
貯金簿というのは、現在持っている金融資産をすべてまとめた「財産目録」のことで、1ヶ月に一回など定期的に作成して資産状況を把握するためのものです。
細かい支出分析はできませんが、家計簿よりもハードルは低いですし、資産の増減やおおよその生活費はわかるかと思います。


さいごになりますが、自分に合った家計簿を見つけて無理なく続けられることを願っています。そしてもう家計簿は必要ないかな!と思えるくらい家計が安定して資産も着実に増えていく状況が作れたら最高ですよね。
一緒に楽しく資産形成していきましょう\(^^)/
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