青色申告の帳簿作りにおいて、絶対に欠かせない&最初に作り始めるのが「仕訳帳」ですよね。


てことで我家は実際に、エクセルで仕訳帳を自作しておりまして、さらに言えば青色申告帳簿もすべてエクセルで作成しております。

この記事を読めば、きっとそんなマイナスイメージも払しょくできると思います。
ということで、我家オリジナルのエクセル仕訳帳の作り方と使い方をご紹介していきます!
このたび、エクセル簿記を使って青色申告帳簿を作るための【初心者向け】解説マニュアル記事を公開しました✏️
ブロガーである我家も、実際にこの手法で過去3年間、問題なく帳簿を作成・提出してこれました❗️
いまだに複式簿記がよくわかっていない我家ですが、エクセル簿記と青色申告会のおかげで、無事いままで申告できています😄
青色申告初心者の方や、エクセルで帳簿作りを完結させたい方のお役に立てるとうれしいです🎶
見出し
【はじめに】我家のエクセル仕訳帳は「2ステップ作戦」で作ります
我家のエクセル仕訳帳は、少し変わった作り方をしています。(といっても難しいことはしていません)
- エクセルでオリジナルの仕訳帳を作る
- そのデータをエクセル簿記の仕訳帳にコピペして完成!
ポイントは2つ!
エクセル簿記というフリーソフトを使っていることと、あらかじめオリジナルの仕訳帳を作っていること。
エクセル簿記というのは、KAC郡山そろばんセンター(マイクロソフトの支援を得てソフト開発を行っている)が無料配布しているテンプレートです。
このエクセル簿記を使えば、仕訳帳はもちろんのこと、各青色申告決算書や(貸借対照表や減価償却費など)、総勘定元帳、固定資産台帳などが、すべてこのテンプレートだけで完成してしまいます!!
個人的には神テンプレートだと思っています(○ˊᵕˋ○)
ということで、この記事ではこのテンプレートが必要になるので、あらかじめダウンロードしておいてください。
で本来は、仕訳帳もこのエクセル簿記だけでできるのですが、、、
色々触ってみた結果、あらかじめ「オリジナルのエクセル仕訳帳」を作っておいて、それをコピペしたほうが効率的に作成できる!ってことに気づきました。
そのあたりの経緯については、エクセル簿記によるさらに効率的な仕訳帳の作り方を考えたにまとめました。
ということで以降は上記のような「2ステップ作戦」を使った仕訳帳の作り方を解説していきます!
実は、我家はこの記事の手法ではなく、さらに作成を効率化できる手法で帳簿を作成しています。
我家のようにふだんからエクセル家計簿をつけている方には、こちらの手法をおすすめします
【ステップ1】オリジナル仕訳帳を作る
この記事で紹介しているのは、あくまでも「我家流の作成方法」です。
我家は税理士資格も持っておりませんし、作成方法を指導できる立場ではありませんので、参考情報として捉えていただければ幸いです。
【はじめに】オリジナル仕訳帳の入力ゾーンについて
我家オリジナルの仕訳帳はこちらからダウンロードできます。

オリジナル仕訳帳【手入力ベース】
さて、オリジナル仕訳帳には2つの入力ゾーンがあります。
- データ入力ゾーン
- エクセル簿記コピペゾーン

データ入力ゾーンは、その名の通り、取引に関する生データを手入力していくゾーンです(日付・売買内容・受取元支払先など)。
そしてエクセル簿記コピペゾーンは、エクセル簿記に転写するためのデータを作るゾーンです。
順番としては「データ入力ゾーン → エクセル簿記コピペゾーン」の順に作成していきます(同時並行でもOK)。
データ入力ゾーンの作り方


こんなふうに入力しています。まずは経費です↓(クリックすると拡大します)。
- 「大分類」「分類」「按分率」はご自分の事業内容にあわせて自由に決めてください
- 「取引日」を入力すると、「日付」が自動入力される仕様になっています(DATE関数)
- 「発生金額」と「按分率」を入力すると、「金額」が自動入力される仕様になっています
- 「金額」は小数点以下を切り捨てて表示する仕様になっています(INT関数)

次に売上を入力してみます。

こんなふうに取引が発生するたびに入力していきます(こまめに入力しておくと後々らくちんです)。
エクセル簿記コピペゾーンの作り方
ここからは「複式簿記」の知識を使って作っていきます。
複式簿記と聞いて、ウッ・・・!!Σ(゚ロ゚;)と拒否反応が出てしまった方もいるかもしれません(笑)
でも大丈夫です、我家も複式簿記の知識ゼロでしたが、ちゃんとエクセルで青色申告帳簿を作り上げることができました!
複式簿記初心者の方は、簡単にググって予備知識をいれておき、あとは実際に作成してみることで感覚をつかめてきます。頑張りましょう!!
さて、エクセル簿記コピペゾーンで、最終的にほしいデータはこの「薄緑色」の部分です↓
(ここのデータをエクセル簿記の仕訳帳にコピペするわけです)

借方の科目コードを入力する
それでは実際に作っていきます!
あらかじめダウンロードしておいたエクセル簿記の「科目コード一覧」から、適当なものを選んで入力します。
(科目名については入力しなくてもいいのですが我家は分かりやすくするために入力しています)

貸方の科目コードを入力する
こちらもエクセル簿記の「科目コード一覧」から適当なものを選んで入力します。
その方が管理も仕訳も圧倒的にラクになるからです。

摘要を入力する
ここはご自由に入力してください。

【ステップ2】エクセル簿記で仕訳帳を作る
さて、最後の仕上げです!
オリジナル仕訳帳が完成したら「薄緑色のデータ」を、エクセル簿記の仕訳帳にコピペしていきます。
エクセル簿記の仕訳帳に貼付けするときは必ず「貼付け先のセル上で右クリック>形式を選択して貼り付け>値>OK」の順で行ってください。
こうすることで、もともとエクセル簿記の方で設定されている書式を崩さずに「値データのみ」を貼付けることができます。

こんなふうにして「日付」「科目コード」「金額」「摘要」の各データを、、、↓

エクセル簿記の仕訳帳にコピペしていきます。するとこんな仕訳帳ができあがります!

仕訳帳ができれば青色申告帳簿はほぼ完成!
みての通りエクセル簿記では、仕訳帳が完成すると、そのデータを自動集して、ほとんどの各決算書を自動作成してくれます↓



住所や期首資産額など、一部情報は手入力する必要がありますが、、、仕訳帳ができてしまえば青色申告帳簿は8割完成です!
エクセル簿記で作ることができる帳簿がこちらです↓
- 仕訳帳
- 青色申告決算書(①②③④)
- 総勘定元帳
- 固定資産台帳

会計ソフトを使うと年間1万円前後のコストがかかってしまうので、エクセルを使える方ならこの方法がおすすめです。
我家はこの方法で2回申告していますが、問題なく受理されています。今後もオリジナル仕訳帳×エクセル簿記で申告していくつもりです・・・(○ˊᵕˋ○)
PS 青色申告について分からないことがあれば最寄りの「青色申告会」を活用してみてください。
簡単な記帳指導であれば無料でサポートしてくれます♪
【さいごに】個人事業主がe-Taxで青色申告(確定申告)する全手順

エクセル簿記をつかった場合、決算書や申告書の税務署への提出方法は以下の2パターンから選べます。
- 【方法①】決算書や申告書を印刷して、税務署へ提出(郵送)
- 【方法②】eTAXで作成して税務署へ電子送信(我家はこちら)
【方法②】を使うと、作成から送信まですべて自宅で完結できるのがメリットです。
またeTaxを使用して電子申告すると、控除金額を最大化できる(65万円)というメリットもあります。※電子申告しない場合は55万円
我家は開業してからの4年間、ずっとe-Taxをつかって電子申告してきた経緯もあって、これ以外は考えられません。やはり自宅にいながら申告作業すべてを完結できるのは大きなアドバンテージです(^-^)
e-Taxをつかった電子申告方法については、以下にまとめましたのでよければご参考ください。