エクセル簿記で青色申告帳簿を最速で作る方法。仕訳帳作りが肝!




今年から青色申告(65万控除)することになった我家ですが、MFクラウドなどの会計管理ソフトではなくて、普段から使い慣れているエクセルを使って、仕訳帳をはじめとした帳簿の作り方を考えてきました。

まず、自分でリサーチして見つけたのが、エクセル簿記(excelB)という神テンプレート。

このエクセル簿記は、マイクロソフトの支援を得てソフト開発を行っている、KAC郡山そろばんセンターが無料配布している、エクセルによる青色申告ソフトです。

まあソフトといっても、エクセルファイルなので、ダウンロードしてすぐ使えます。詳しくはこちらをどうぞ↓

神テンプレート発見!マクロなしで青色申告帳簿が作れるエクセル簿記(excelB)の魅力

2019.01.26

 

で、これを手当たり次第いじくってみたところ、どうやら我家が自作して使い続けてきたエクセル家計簿のデータがそのまま使えるらしい、、、という嬉しい発見がありました。

気を良くした僕は、エクセル簿記×エクセル家計簿という相性抜群のタッグで、帳簿作りをとことん効率化してやろうと思いまして、試行錯誤した結果、現状で最高のノウハウを確立できたので、今日はそれをシェアしたいと思います。

エクセル簿記による青色申告帳簿や仕訳帳の自作イメージ

まえおき

この記事では、我家がエクセルで自作した家計簿テンプレートと、そこに日々記録し続けている家計データを使って、青色申告帳簿を作る手順を解説していきます。

しかしかといって、エクセル家計簿をつけていないと帳簿作りができないわけではないので安心してください。

エクセル簿記はそれ単体でも機能しますし、あくまでもエクセル簿記による書類作りをサポートする意味で、エクセル家計簿を活用しています。普段から大事な時間を割いて、記帳しているエクセル家計簿のデータを無駄にしたくないという私情もあります。

ということで、エクセル家計簿をつけていないとしても、もし我家のやり方に共感できる部分があれば、そこだけマネして帳簿作りに生かしてもらえたらうれしいです。

それではまず、エクセルで青色申告書類を作る手順のざっくりした全体像をご紹介しておきましょう。

大きく3ステップで完了します。

  1. 【データを集める】エクセル家計簿から必要な収支データだけ抜き出す
  2. 【仕訳帳をつくる】それをもとにしてエクセルでMy仕訳帳を作る
  3. 【帳簿をつくる】My仕訳帳のデータをエクセル簿記の仕訳帳にコピペすると自動的に帳簿が完成!!

 

さて、我家の手順では、②でMy仕訳帳を作ったのち、さらに③でも仕訳帳を作ることになります。

TORACHAN
なんでわざわざ2つも仕訳帳作るの??そんなのめんどっちーて

そう思う方もいるかもしれませんが、、、

しかし実は、このMy仕訳帳を作ることが帳簿作りのスピードを格段にアップさせるポイントなのです。ここが重要!

その理由についてはエクセル簿記によるさらに効率的な仕訳帳の作り方を考えたにまとめているので参考にしていただければ嬉しいです。

 

エクセル簿記による仕訳帳と帳簿の作り方を解説

それではいよいよ本題です。休み休みいきましょう(*ˊ˘ˋ*)♬

以降はエクセル2007を使った解説になります。古いバージョンでごめんなさい。

【データを集める】エクセル家計簿から必要なデータだけ抜き出す

エクセル家計簿の記録シートに「抽出」行を追加

これが我家のエクセル家計簿の記録シートです。もともとはこういう状態なんですが、、、↓

 

我家では、名目と費目のあいだに「抽出」行を追加しています。

ここに「売上」や「経費」などの抽出ワードをあらかじめ打ち込んでおいて、オートフィルター機能を使って、そのワード(データ)だけをを抜き出すっていう作戦です↓

 

オートフィルタで必要なデータだけ抽出

では、オートフィルタ機能のところで、「売上」「経費」にチェックを入れてOKしましょう。

 

これで帳簿作成に必要なデータだけを抽出できました。

 

行データはこれでOKですが、列データにはまだ不要な情報が残っているので、それらを削っていきます。

ピンク色に染めてあるデータ(①~⑦のデータ)のみが必要なので、不要なデータ列は非表示にしてしまいましょう。

 

非表示にしたい列を複数選択しておいて、列名(アルファベット)の上で、右クリック>非表示をクリック。

 

これでOK。かなりスッキリしました。

 

【仕訳帳をつくる】エクセルでMy仕訳帳を作る

My仕訳帳ってのは、その名の通り、自分仕様の仕訳帳ってことで、自由に作っていただいて構いません。

これがエクセル簿記の仕訳帳の元データになるので、要は、様式は問わないので最終的にその元データが出来ていればOKです。

一応、我家が作ったMy仕訳帳のテンプレートも公開しているので、よければお使いください。

 

抽出したデータをMy仕訳帳にコピペ

先ほどエクセル家計簿から抽出したデータ(以下の範囲すべて)をコピーして、、、

 

My仕訳帳のこの部分に貼付けします。ドンっ!!

 

さてこのMy仕訳帳、最終的に必要なデータは(エクセル簿記にコピペするデータ)、この薄緑色の部分になります↓

 

それぞれの数字を「年/月/日」に変換

つづいての作業です。

まずは、この「年」「月」に入力しているデータを、数字のみに変換します。

  • 18年→2018
  • 1月→1

といった具合です。置換機能を使って処理しちゃいましょう。

 

するとこの「日付」のところに、年月日が自動で表示されます↓

「日付」列には、あらかじめDATE関数「=DATE(D8,E8,F8)」を入力しています。これによりD~F列にそれぞれ入力している数字を拾って、年月日の表記「○○/○○/○○」に変換してくれます。このDATE関数を動かすために、D~F列は数字のみにしておく必要があるのです。

 

次に按分率を決めて入力します。

ちなみに、分類のオートフィルターで昇順(降順)をクリックして、各売上経費でそれぞれまとめてやると、按分率もまとめて入力できるので楽ちんです。

 

また、「金額」セルにはあらかじめ数式を入れており、按分率を入力すると、「金額」セルには、発生金額×按分率の値が表示される仕様になってます↓

さらに「金額」セルには小数点以下を切り捨てるINT関数も使っています。これにより、按分率を掛けて発生した端数を切り捨てることができます。

 

次に科目コードと勘定科目を設定していきます。

あらかじめダウンロードしておいたエクセル簿記のテンプレートの仕訳帳を開いて、、、

エクセル簿記には4つのテンプレートがありますが(一般用・農業用・不動産用・減価償却専用)、今回は一般用を使って解説していきます。

 

「科目コード」をクリックすると、、、

 

コード一覧が出てきます。

 

この中から適当な科目コード(数字)を見つけて入力します。

この作業を「借方」と「貸方」両方行います↓

 

勘定科目は、ここでは特に入力しなくてもいいのですが(エクセル簿記上で科目コードを入力すると自動表示されるので)、ここでは解説用に入力しておきます↓

 

さいごに「摘要」を入力してMy仕訳帳は完成です。

 

【帳簿をつくる】My仕訳帳のデータをエクセル簿記にコピペして帳簿が完成!

My仕訳帳ができたら、薄緑色に染められた部分のデータを、エクセル簿記の仕訳帳にコピペしていきます。

データ貼付けのポイント

My仕訳帳のデータをコピーして、エクセル簿記の仕訳帳に貼付けするときは必ず「貼付けセル上で右クック>形式を選択して貼り付け>値>OK」の順で行ってください。

こうすることで、もともとエクセル簿記の方で設定されている書式を崩さずに貼付けすることができます。

「日付」、「科目コード」(借方貸方)、「金額」、「摘要」の各データを、、、↓

 

エクセル簿記の仕訳帳にコピペします。するとこんな仕訳帳ができあがります!

 

仕訳帳さえできれば青色申告帳簿はほぼ完成!

エクセル簿記では、仕訳帳さえできてしまえば、そのデータを他のシートに反映して、他の帳簿を自動作成してくれます。

エクセル簿記で最終的にできあがる帳簿がこちらです↓

  • 仕訳帳 ※提出不要
  • 青色申告決算書(①、②、③、④) ※必ず税務署に提出
  • 総勘定元帳 ※提出不要
  • 固定資産台帳 ※人によっては提出

 

住所など、一部情報は手入力する必要がありますが、仕訳帳ができれば青色申告帳簿は9割完成したといってもいいでしょう!

その他、必ず税務署に提出しなければならない申告書Bについては、別途作成する必要がありますが、キホン的に青色申告決算書の数値データを書き写せばいいだけだったのでかんたんでした。

 

世の中には、MFクラウドとかfreeeなど優秀な会計管理ソフトがあって、それらの評価が非常に高いことは知っています。

がしかし、個人的にはエクセル簿記による青色申告帳簿作りは、慣れるまでに少し苦労しますが、要領さえ得てしまえば、それらのソフトよりも省労力だし、さほどストレスもない、ということが実際やってみて分かったことです。

特に、エクセル家計簿のデータをほぼそのまま流用できるので、エクセル家計簿ユーザーの身としては、このツール以外考えられないです。

 

ということで、申告に必要な帳簿が全部できたので、これから近所の青色申告会に行って、最後の記帳指導を受けてきます。

有料の会計ソフトがなくたって、なんとかなる!!



 

SOHTARO
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2 件のコメント

  • はじめまして。いつもブログを拝見しております。

    エクセル家計簿、とても参考にさせていただいております!
    そして、私も今年はじめて青色申告に挑戦するので、「エクセルでなんとかできないかなぁ~」と悩んでいたところ・・・なんとまさかの丁寧かつ具体的な説明が!!
    神かと思いました。
    早速取り掛かろうと思います!

    これからも、楽しく拝見させていただきますね^^

    • かぶまきさん、嬉しいコメントありがとうございます!!
      いやあ、そんなふうに言ってもらえるとブロガー冥利につきますね^^♪
      ちなみに我家は申告書の作成は終わって、昨日から電子申告(eTAX)の準備に取り掛かりました。
      マイナンバーカードを作って、カードリーダーも買って
      申告に必要な証明書やソフトをダウンロードしたりと、
      はじめての電子申告ということもあって結構苦労しています汗
      でも寝ログさんの記事がすごく有益なのでなんとかなりそうなのが救いです。
      e-Taxで確定申告への道!準備からe-Tax青色申告までの全手順まとめ。
      はじめての青色申告、一緒にがんばりましょー!!(*´꒳`*)

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